Aug 31 113匹目の羊は暖冬を喜ぶ

当たり年

7月1日以来の散髪.また随分と軽くなった.こんなことをしているから歳相応に見られなくなるわけだ.

散髪中に美容師さんとお話.今年の冬は暖冬だったらしい.これは,フラットメイトやバイト先のスタッフたちもよく言っていることだし,先日ニュースでも読んだ.僕には他の年と比べることはできないが,確かに過ごしやすかったと思う.凍えるように寒い日というのは,ほとんど記憶にない.日本の厳しい夏を避け,NZではそれほど辛くない冬を過ごしたとなると,今年は大当たりだと思う.この上,夏も適当に過ごしやすい感じになってくれれば言うことなし.去年は「夏はあったのか?」と言われるほど悲惨な夏だったらしいので,今年はぜひ.

外は暖かく,日差しは柔らかく,日中に自転車をこぐならTシャツでじゅうぶん.春の気配が日々強まり,NZの陽気な季節が,まさに始まろうとしている.

Aug 30 112匹目の羊は道を知る

AVEはAVEnue,RDはRoaD,GRは?

NZ(少なくともAuckland)のほとんどすべての通りには名前が付いている.本当に路地のようなものを除けば,名前の付いていない通りというのは見たことがない.そして,どんな小さな交差点にも,交差している通りの名前が書かれた標識が立っている.

「○○通り(道)」というのを英語で表現する場合,「通り」に相当する単語はたくさんあり,それらは標識では略して書かれている.分かりやすい,`AVE = AVEnue', `ST = STreet', `RD = RoaD'といったあたり.少し難しいのが,`DR = DRive'(車道)かな.でも,まだ見当がつく.

さらに難しくなると,`GR = GRove'(木立,並木道),`TCE = TerraCE'(坂道),`CR = CRescent'(三日月型道路?)といった略号も登場.要するに「道」なんだけど,色んな表現があるものだと思って感心してしまう.

Aug 29 111匹目の羊は新居を探し始める

お部屋探しは○○で

現在のフラットに来た当初は,Aucklandにいる間はここを動くことはないだろうと思っていた.暮らしやすいしネットワーク環境も充実しているし,みんな日本人で気楽だし.

しかし,同じフラットでMiさんというパートナーと出会い,そしたらカップルで住めるところのほうがいいよね,という話になる.一番大きいのは経済的なこと.1人×2部屋よりも,2人×1部屋のほうが安いに決まっている.今のフラットでもできなくはないが,空室状況を考えると現状不可能.ということで,新しいお部屋探しを始めた.

もっとも大きな条件は家賃(および,家賃に電気代などが含まれるかどうか).次が,ネットワーク環境がADSLであるかどうかということ.他にもいろいろあるけど,さてどうなりますか.

Aug 28 110匹目の羊はバイトの内容を列挙する

お仕事の内容

バイト先が忙しいのは,金曜日と土曜日.その他の日は忙しいといっても知れている.とはいえ,忙しくない時のほうが,自分でやることを見つけなければいけない分だけ大変な場合もある.

居酒屋のホールスタッフとして,どんなお仕事をしているのか,以下列挙:

トイレを掃除する,床を掃除する,掃除機をかける,前日の残りを片付ける,ゴミ箱を掃除する,机を拭く,皿を並べる,椅子や座布団を並べる,醤油を足す,ペーパーナプキンや箸を補充する,予約状況を確認する,窓を拭く,店の前に看板を出したり明かりを点けたりする,スプーンやフォークを包む,注文表やメニューをキレイにする,お盆やグラスを拭く,注文を取ってキッチンに伝える,料理を運ぶ,ドリンクや簡単な料理(ご飯を入れるだけとか)を作る,空いた皿を片付ける,洗われた皿を拭いて片付ける,冷蔵庫を補充する,ゴミを拾う,ビンや缶を店の裏に下げる,誕生日ケーキを運んだり歌を歌ったりする,カラオケの準備や操作をする,などなど.

書いてみたら,そんな難しいことはしてないということが分かってしまった.

Aug 27 109匹目の羊は大切に想うということを考える

好きなのは当然として

パートナーという存在に対して「好き」だと思うのは当たり前.「大切」だとか「愛しい」だとか,そういう想いが僕には決定的に欠けているらしい.

言動がバラバラで,酷いことを繰り返す.大切だという想いが伝わらず,ひどく不安にさせている.

それでもまだ,待っていてくれるという,その優しさに甘えずに,裏切らないようにしたいと思う.ありがとう.

Aug 26 108匹目の羊はセックス博覧会に行く

erotica: lifestyles expo

Aucklandで「erotica」なる博覧会が開催されていたので,初日の今日,MiさんとY2さん(Miさんのお友達の女性)と3人で行ってきた.テーマは,ずばり「性」.女性2人と行く博覧会ではないような気もするが,だったらどういう組み合わせで行くのかというと….

看板 入り口 挑発的なお姉さん(大事なところはもちろん見えない)の看板には「R18」のサイン.入り口でもしっかり年齢認証のためのIDチェックが行われる.はずなのだが,3人のうち提示を求められたのは僕だけだった.どういうことやねん.会場内は撮影が一切禁止だったので,これより先の写真はナシ.

広い会場にはたくさんのブースがあり,避妊用具に玩具,変なコスチュームに雑誌などなど,性に関するさまざまなグッズが展示,販売されていた.記念に,PLAYBOYのウサギの形をしたピアスを購入.その他のものは,ちょっとね,買っても日本に持ち帰れない?し.

ストリップショー(トップレス),男優や女優さんのサイン会や写真撮影会なども.彼(彼女)たちもさすがに場内では服を着ているが,露出度は極めて高め.そのすぐ横には,彼(彼女)たちの無修正写真やビデオ.うーん,複雑.

若者だけでなく,年配のカップルも数多く来場.若いあの頃をもう1度ってところだろうか.余計なお世話だ.ともかく,とっても楽しめた博覧会だった.男の子はこういう時,外見的に少し困った事態になる可能性もあって,それが少しだけ心配だったけど,幸い,終始大丈夫でした.

Beginner's Guide to Astronomy: `Star'

Auckland天文同好会で先月から始まった天文学の通年コース,今月のテーマは`Star',ずばり「星」だ.先月同様,50人以上は参加していただろう.関心の高さがうかがえる.

博覧会で歩き疲れたわけでもないだろうが,また途中で睡眠学習モードに.途切れ途切れのおぼろげな記憶によれば,恒星を特徴付けるパラメータとして「質量」「温度」「大きさ」「明るさ」「化学組成」を挙げ,それらをどうやって測定するかやその違いによってどのような差が生じるかといったことを説明してくださっていた.

今回の課題は,実視等級が明るい恒星と太陽系の近傍恒星のそれぞれについてHR図を作成し,それぞれの特徴や違いを論ぜよ,というもの(データはプリントで配布).前回のよりは簡単そうだ.そういえば前回の課題をまだやってないような気が….

Aug 25 107匹目の羊は夏の大三角形を見つける

夏?の大三角形

日本(北半球)とNZ(南半球)は,もちろん季節が逆転している.NZで8月終わりというと,日中は春の陽気が感じられるが夜は寒いといった日々だ.そして,星座の見える時期も,夏冬が逆になる.

たとえばさそり座,日本では夏に南の空低くにしか見えない星座も,NZでは冬(今の季節)に頭の真上に並ぶ星々となって輝く.「7月8月の星座」という点では同じでも,季節は夏と冬.今夜見た,日本では「夏の大三角形」と呼ばれる星空の目印も,NZでは「冬の大三角形?」とでも呼ぶべき星々となる.

三角形を構成する3つの星のうち,アルタイル(わし座の星,彦星)は北の空のかなり高いところまで上がり,ベガ(こと座の星,織り姫星)は比較的低空ながらも明るくて目立つ.残り1つ,デネブ(はくちょう座の星)が今までどうしても分からなかったのだが,バイトの帰りに見上げた空に,見慣れない星の並びを発見.家に帰って星図で調べてみると,そのうちの1つこそがまさにデネブだった.三角形の向きを勘違いしていて,今までまるで見当違いのところを探していたらしい.

デネブが正中した時の地平高度は(Aucklandで)わずかに8度.NZで見た「冬の」大三角形は,北天低くに大きく広がる雄大な直角三角形だった.

Aug 24 106匹目の羊は天文台で日本人に会う

Jewel Box

水曜日はいつものようにボランティア.月は昇ってないし木星は低くて見え辛いしで何を見せるか少し悩んだが,こういう時こそ腕の見せ所.まあ,結果的には,いつもと同じような天体に落ち着くわけだが.本当は天王星や海王星を見せてあげたいんだけどね.

そんな「いつもの」天体の1つが,みなみじゅうじ座にある散開星団「Jewel Box(宝石箱)」.みなみじゅうじ座β星(ベクルックス)のすぐそばにあり,双眼鏡ならβ星と一緒に見られる.おうし座のヒヤデス星団を小さくしたような三角形に星が並んでおり,真ん中にある赤い星がアクセントのとてもキレイな星団だ.こういう天体があることは知っていたけど,NZに来るまで見たことはもちろん意識したことさえなかった.星の明るさの違いや色の鮮やかさ,星の並び,Jewel Boxと呼ばれるに相応しい星団だと思う.望遠鏡を覗く方々はみんな,``Beautiful!'', ``Awesome!'', ``Pretty!''などと感想を言われる.

今夜のお客様は,小学生~高校生くらいのグループ×2(20時過ぎと21時過ぎの2回,ボランティアの機会がある).そのグループに混じって,3人の日本人.ボランティアを始めて以来,Stardome天文台で日本人に会った(日本人だと認識した)のは初めてだった.「こんばんは」と挨拶して,日本語で星空の解説.英語でもできなくはないけど,やっぱり日本語のほうが細かい表現や微妙な言い回しができて楽だ.Stardome天文台は名所というほどのところではないし,夜に出歩くのは難しいという面もあるけど,せっかくNZのキレイな星空の下にいるのだし,Aucklandに来たのなら天文台にもお越しくださいませ.水曜日の夜なら,日本語でご案内いたします.

Aug 23 105匹目の羊はバイト先に客として行く

痩せの大食い

バイトで3連休をもらったので,その中日である今夜,客として店を訪れた.メニューを見ていつもお腹を鳴らしていたので,あれこれと食べられるのが楽しみでしかたない.予約の電話をするのが,少しだけ気恥ずかしい.

メニューは大体覚えているので(全部じゃないのか,というツッコミはナシの方向で),前日のうちに食べたいものをリストアップ.まかないでは出てこないようなものを中心に,適当に数点ピックアップ.それをそのまま,スタッフのYさんに渡した.扱いが楽な客だね.

19時前に入店して20時に出るまで,およそ1時間で食べたものは「サーモンの刺身→ほうれんそうサラダ→海老天巻き(巻き寿司)→から揚げ→サイコロステーキ→餃子→牡蠣フライ→たこ焼き」の8皿.「体重合計100kg」の二人が1時間で8皿って食べ過ぎだと思うけど,共に「痩せの大食い」なので,ペロリとたいらげる.美味い,美味いよ.繁盛するわけだよ.料金も手ごろだし.

しっかり働いて,しっかり稼いで,また再び客として来店しよう.もしこの日記を読んでくださっている方がAucklandに来る機会があれば,いつでもごちそうしますよ.

Aug 22 104匹目の羊は50cm望遠鏡を覗く

AAS Special Members and Friends Night

Auckland天文同好会で今月から始まったメンバー交流会に参加.勉強会や観望会,講演会だけでなく,こういう方面にも扉を開けてくれるのは,とても嬉しい.

ドーム内から見上げた望遠鏡とアルタイル 映画鑑賞会,観測機材の質問コーナー,ミニ観望会などが開催されていたが,僕にとって一番のお目当ては口径50cmの望遠鏡を覗かせてもらうこと.以前ドームに入れていただいた際には撮影できなかった望遠鏡の写真も撮ろうと思っていたのだが,言うまでもなく観望中はドーム内が真っ暗なので,望遠鏡を主体とした写真はムリ.ドーム内から見上げた望遠鏡(星はアルタイル)で雰囲気だけでも伝われば.

こういう大口径,長焦点の望遠鏡で見るなら,惑星や惑星状星雲なんかが楽しみなんだけど,他のメンバーの手前,そういうマニアックな方向にリクエストをするわけにもいかず,導入されるがままに普通の(一般的な)天体を観て楽しんだ.

Gravity Well

Gravity Well 先日よりStardome天文台に新しいおもちゃ(装置)が展示されている.写真はそのうちの1つ,「Gravity Well(重力の井戸)」.漏斗のような形をしていて,ボールを転がすとくるくる回りながら中心に向かって落ちていく.外のほうを回っているときには遅く,中のほうでは速く回り,ちょうど太陽系の惑星が動いているようなイメージだ.

同じ物はずっと昔に日本の科学館でも見たことがあるが,数年前にDallasで見たものが強く印象に残っている.寄付金BOXになっていて,ボールの代わりに手持ちのコインを転がすという仕掛けだった.

Aug 21 103匹目の羊は血液型について考える

成長

バイト先で英語の勉強をしたり,車の免許を取るために本を読んだり,天文を通じて人との交流を図ったり,大切な誰かと出会って内面を磨いたり.

NZに来て,たかが100日,されど100日.日々勉強,日々成長.

ステレオタイプ

フラットメイトの皆様と血液型談義.僕自身は,少なくとも現時点においては「血液型と性格に関連がある」ことをまったく信じていないが,とりあえずそういうものだとしないと話が進まないので,今夜は素直に.自分の血液型は,確か「AA+」のはず.この記号だと,とても優秀な何かのように見えるな.

Moさんによれば,A型というのは「血液型の話をされるのがイヤで,そんなものは信じていないと言いながらも内容を気にする」らしい.「A型だから○○,というステレオタイプで語られるのを嫌うが,『ステレオタイプに見られるのを嫌う』というステレオタイプである」,「自分がどうしたいかという主体性より,自分が他人からどう思われるかという客観性が行動原理」と.

まあ確かに,全部当てはまるかなあ.それは,血液型による先天的なものではないとは思うけど,そういう風に思うことさえ,きっとA型の特質と言われてしまうんだろう.難しい.

Aug 20 102匹目の羊は一緒にパズルを解く

数独

以前も書いた「数独」というパズル(ルールはニコリのガイド参照)をMiさんに教えてあげたら,すっかり気に入られてしまった.今はまだ手探りという感じだけど,慣れたりコツをつかんだりしていけば,どんどん上達していく,その過程も面白いみたい.

フラットのオーナーMoさんも数独が好き.いくら世の中でブームといっても,5人中3人となると,なかなか不思議なフラットかも.MoさんはPCで解くほうが好みらしいが,僕はやっぱり,紙と筆記用具で解くほうが楽だなあ.わざわざ,数独(を含めてパズル全般)用に消しゴムを2種類用意するくらい.

そうありたいと思う人と,共通の趣味を持つことができるというのは,とっても嬉しい.

Aug 19 101匹目の羊は傷つけ傷つく

do harm with/without thinking

誰かを傷つけようと意図して傷つけるのと,まったくそのつもりがないのに無意識(無自覚)で傷つけてしまうのは,どちらのほうが酷いかなあ.僕自身はきっといつも後者のように振る舞うし,きっとそのほうが性質が悪い.

Aug 18 100匹目の羊は1つの区切りを迎える

100日目

100という数字,それ自体に大した意味はないとしても,区切りという点で分かりやすい数字.

いろいろと想定の範囲外のことも起こっているけど,この100日間,とても楽しく暮らしてこられました.日本にいるみんなも,NZで出会ったたくさんの人たちも,ありがとう.

101回目

100日目ということは,羊日記は101回目(0日目もあるから).毎日何かしらの文章を書くというのは大変なことだと実感している.ネタのピックアップ,表現方法,日本語として読みやすい文章,読んで面白い内容など.心がけてはいるものの,実践するのはなかなか難しい.羊は言うまでもなく,NZ生活にも関係ない話になっていることもよくある.

それでも,僕のことを知ってくれているみんなに僕の様子を伝えられるだけでも,日記を書き続ける意味があるはず.まだあと200回以上は続きますので,どうぞよろしく.

Aug 17 99匹目の羊はω星団を撮影する

Stardome天文台と南十字星

ドームと南十字星 ボランティアの合間に天体写真撮影.Stardome天文台のドームと南十字星がいい感じの位置関係になっていたので,三脚から双眼鏡を取り外しカメラを取り付けてパチリ.満月前の大きな月があったにもかかわらず,かなりしっかりと写っている.

撮影データ:2005年8月17日 20時28~29分ごろ(NZ標準時),露出時間 2秒×2枚コンポジット/New Zealand Auckland市 Stardome天文台/ソニー DSC-P8(Cybershot)/焦点距離 6mm(ズームなし) F2.8,ISO 100,露出補正 -2/三脚固定/合成後にトーンカーブ調整

ドームと南十字星とω星団 こちらの画像は,合成後に自動コントラスト処理をしたもの.拡大画像で見ると,緑色のマーカーの位置にω星団まで写っているように見える(1枚目でもかろうじて見える).おそらくノイズではないはず.コンパクトデジカメ侮りがたし,画像処理恐るべしといったところか.もっと上手に撮影,処理すれば,もっともっとキレイな天体写真にもなるだろうね.

左右非対称

先月軽くやっていただいた眉カットの続き.小さな鋏とかみそりで,やや本格的に.特に画像を公開する必要もないのだけど,眉の写真だけってなかなかシュールでクール(?)な感じかもしれないと思うので載せてみよう.

眉これを見ていると,人間の顔や身体って全然左右対称じゃないなってことがよく分かる.もちろん,「整える」のだから眉を対称にしようとすればできるかもしれないけど,眼とのバランスだったり,それぞれの長さや角度の違いだったり,単純にはいかない原因があるはず.ともかく,目元すっきりの凛々しい感じは,我ながら大満足.

Aug 16 98匹目の羊は体重の増加を憂える

美味しいゆで卵の作り方

唐突ですが,ゆで卵講座.以下のとおりにすると,黄身が少し半熟のゆで卵ができます.

  1. 鍋に卵を入れ,卵がちょうど浸かるくらいまで水を入れる.卵は入れ過ぎないように,余裕をもって.塩を少し入れてもよい(割れた時に白身が飛び出さないらしい).
  2. 卵が水温に馴染むまで,しばらく放置.
  3. 沸騰するまで強火でゆでる.時々卵を転がすと,黄身が卵の真ん中に落ち着いてバランスがよくなる.
  4. 沸騰したら中火にして3分間ゆで続ける.
  5. 火からおろしたらすぐに流水で冷やす.薄皮が剥きやすくなる.

もっと固いのが好みなら,沸騰後の時間を長めにしましょう.このフラットで,僕が何かを作って貢献できるとするなら,これくらいかな.

理想の体重

シャワーを浴びる前に,服を全部脱いだ状態(身に着けているのは眼鏡とピアスだけ)で体重計に乗ってみた.うーん,明らかに増えている.運動が足りないのが最大の原因かな.バイト先のまかないを食べ過ぎているのかもしれない.理想は,ここから2kgマイナス,せめてあと1kgは減らしたい.

skinny

体重が増えたといっても標準体重からは15kg以上少ない状態.「痩せた」の英訳として真っ先に思い浮かべるのはthinという単語だが,バイト先ではよくskinnyと言われる.skinnyの意味は「痩せこけた,骨と皮ばかりの」.``You're too much skinny.''っていうのは,つまり「ほんっまに,骨と皮しかないやん」ってことだね.

Aug 15 97匹目の羊は差し入れのデザートを食べる

寿司のお礼に

バイト先にて.閉店後にまかないをいただいていると,見慣れないケーキやプリンが並んでいた.聞くと,先日隣のレストラン(イタリア料理が中心)に寿司を差し入れしたそうで,そのお礼にいただいたデザートらしい.

女将さんも上機嫌で「うちのアイスも出して食べてもいいわよ」と言ってくださる.今夜のまかないはデザートつき,いつもよりさらに一段豪勢になった.それほど忙しくないバイトの最後にデザートまでいただけるなんて,やっぱりステキなバイト先.

ワーキングホリデーのルール

さてそんなステキなバイト先だが,ワーキングホリデーのルールによれば「同じ雇用主の下では,特別な理由がない限り最長3か月までしか働いてはいけない」と決められている.「ワーキングホリデーは働くことが目的ではないから(1つのところで留まるな)」という理由だったかな.とはいえ,時給は悪くないし人間関係も(多分)良好だし,内容もそれほど大変ではないし家から近いし融通も利くし,ここでこのまま働き続けるのもいいなあと思っている.働けるのかどうか,恐る恐る女将さんに訊いてみた.

'Don't worry, everybody does it.'うん,なるほどね.まあ確かにそれはそうだ.一種の不法就労という点では少し後ろめたい気持ちもあるけど,税金は払うし誰かに迷惑をかけるわけでもないし,店としても僕がこのタイミングで居なくなるのは困るだろうし,続けてみるか.バレたら日本へ強制送還という噂もあるが,役人もそこまで暇じゃないというのが現状らしい.

急須破壊

気持ちよく家に帰ってきて台所の片付けをしていたら,急須を落として割ってしまった.せっかくいい一日だったのに,最後の最後で凹みますか.

Aug 14 96匹目の羊は丘を越える

散歩道

丘の道を越えて行く 日曜日は必ず,近くのカフェでお昼ご飯を食べながらパズル.その後は,散歩して丘を越え,Foodtownで1週間分の買い物.その散歩道が,なぜか美しく見えたので,シャッターを押す.NZの8月といえば春に向かって少しずつ暖かくなっているところだが,とはいえまだまだ寒い日々.そんな日々でも,これだけ鮮やかに緑が広がっている.

行きの散歩は春を思わせるのどかで柔らかい陽に包まれていたのに,帰りには雨.NZの天気は本当に油断がならない.

Aug 13 95匹目の羊は覇気を失う

立ち尽くしているだけ

ほとんど眠れないまま夜が明け,昼寝もできないままバイトの時間を迎える.今日は初めて,早番の日.いつもより1時間早く働き始める.寝不足のせいで体調は最悪,開店準備にも心が入らない.

久しぶりに目が回るほど忙しい夜だというのに,寝不足のせいで体調は最悪,身体も動かず,接客にも心が入らない.

注文を取るのもやっと,いつもの大きな声もなりを潜めたまま.何とか閉店まで働いたけど,帰宅後は何もできずにただ眠るだけだった.

Aug 12 94匹目の羊は深夜に一人で出歩く

ペルセウス座流星群

12日から13日にかけては,(日本での)3大流星群の1つに数えられているペルセウス座流星群の極大(一番流れる時間帯).NZでも見られるかなと思っていたのだが,そもそも放射点(この点を中心に流星が流れるように見える点)は一晩中地平線の下にあるのだった.その他さまざまな理由により,結局流星は1つも見られず.

夜道の一人歩き

わけあって,深夜1時半頃に夜道を一人歩く.夜景を見てから帰ろうと,家の近所にある坂を上りかけたところで,道の横から若者らしき数人の声.酒を飲んでいたのか,ただ集まって騒いでいただけなのかは分からないが,身の危険を感じる.声をかけられ,呼び止めようとされていた気もする.幸か不幸かお金はまったく持ち合わせてなかったものの,もし捕まっていたらどうなっていたことか….

ここは日本じゃないのです.何かあっても,言葉さえ通じないのです.わざわざ事件に巻き込まれに行くようなマネはしないようにしましょう.

Aug 11 93匹目の羊は読み方を問う

何カップ?

バイト先の居酒屋では日本酒もメニューにある(普通のとプレミアムの2種類).注文されたらドリンク担当の方にそれを伝えるのだが,その時に必要なお猪口の数も伝えなければならない.「熱燗の(サイズ)大1つ,お猪口3つで」とか,そんなぐあいだ.

メインでドリンクを担当しているFさん(女性)は,お猪口の数を尋ねる時に「なにカップですか?」と言われる.「なんカップですか?」と聞かれれば「2カップお願いします」と答えるが,「なにカップ?」と聞かれたら,ねえ.ということで,「じゃあBで」などと答えると,笑いながら「セクハラですよ」と.もちろんお互い冗談だけど,他のスタッフや客に聞かれたら恥ずかしいね….

さて,この日記のタイトル,あなたはどう読みました?

Aug 10 92匹目の羊はデニーズへ行く

いらっしゃいませデニーズへようこそ

ここNZにもデニーズはある.街のほぼ中心に位置しているAucklandのデニーズは,日本のように明るいお店というよりは,ややシックな感じの,それでいてやはり庶民的な雰囲気も漂う店だった.日本でデニーズに行くと,タイトルに書いたような挨拶が抑揚なしで発せられるのを聞くことができるが,こちらではせいぜい「Hello」くらいだった.うんうん,そんなものでしょうよ.

今夜のメインはラムステーキ(約$20,現在の換算レートだと1600円くらい).これにサラダとドリンクをつけて,とやっているとファミレスとは思えないような金額になってしまいかねないが,何しろ一人分の量が多いので,ステーキ1皿,サラダ1皿,デザート1皿,ドリンク2つ,をシェアすればじゅうぶんお腹いっぱいになる.そしてこちらでもコーヒーのお代わりは自由.その気になれば,コーヒーだけで3時間でもいられるだろう.

次回の訪問時には,外観とメニューの写真を撮ってきます.

隠れたがったのは月か木星か

何度か書いたように,今夜は月と木星が接近して見えた夜.デニーズからの帰り道,ビルの合間に雲の切れ間に,寄り添う月と木星の姿.美.

家に帰り着く頃には空一面に雲,雲,雲.双眼鏡も使わず,写真も撮らず,天文台のボランティアにも行かず,ただ恨めしげに空を見上げるのみ.街で,ほんの一瞬のチャンスを見逃がさなくてよかったよ.見逃したあなたは,次回をお楽しみに.

Aug 09 91匹目の羊は単語の覚え間違いを直す

Do I need a letter `l'?

単語を覚え間違えていたというお話.

バイト先の居酒屋のメニューには,英語が併記されていることが多い.記されていないものも多いので,たとえば「SABA」と「SAMMA」の違いを説明するのはひじょうに難しいのだが,その話はまた別の機会に.

さて,その英語のメニューでは,魚フライは「freshly crumbed fish」と書かれている.同様にカキフライは「crumbed oyster」といったぐあいで,「衣を付けた揚げ物」は`crumbed'という単語で表現するようだ.他動詞crumbの意味は「パン粉を付ける」である.他には「粉々にする,台無しにする」「(名詞で)屑,役立たず」などもあるらしい.

そのcrumbedという単語を,どういうわけか`crumbled'だと思い込んでいた.メニューの復唱をする時も,いつも「one crumbled fish」などと.復唱の復唱でお客さんが「crumbed」と言われたのを聞いて,「あれっ?」と思ってメニューを確認してみたら….`l'の音は微かなものとはいえ,僕の拙い発音であっても`crumbed'と`crumbled'は違うものに聞こえる.「このスタッフは何を言ってるんだろう」と思われてたんだろうなあ,恥ずかしい.

自動詞crumbleの意味は「ボロボロになる,粉々になる,滅びる」など.と思うと,crumbleとcrumbで大きな意味の違いはないような気もする.あくまでも僕の発想では,だし,自動詞と他動詞で過去分詞の使われ方に大きな差があるような気もするけど.

Aug 08 90匹目の羊は天文台行きをサボる

何とか復活

凹んでばかりもいられないし,凹んでたって何もいいことはないし.

月の女神と金星の女神

毎月第2月曜日は天文台で月例会の日(7月の月例会6月の月例会).今月のテーマは"From Circles to Ellipses - the changing view of the structure of our solar system"で,天動説や地動説,相対論効果による水星の近日点移動のお話などだろうなあと思っていた.Miさんに「きっとこんな内容のトークだと思う」と説明したら,「それだけ知ってるんなら聞きに行かなくてもいいんじゃないの?」と.確かに.知っている内容を英語で聞いたらどうか,という点では行く価値もあったかもしれないが,今夜はもう1つ大きなイベントがあるので,そちらを優先することにした.

細い月と金星(アップ) 細い月と金星(ワイド) もう1つのイベントとは,極細の月(月齢3)と金星の接近.主な太陽系天体のうち,ギリシャ神話で女神なのは月(アルテミス)と金星(同アフロディーテ)くらい(地球がガイアってのもあるかな).だからどうってことはないけど,女神と女神の接近って妖艶な感じがしない?

細い月と金星と木星 上のほうには木星も輝いており(サムネールじゃ見えないかも),10日には月と木星が大接近.木星といえばギリシャ神話のゼウスで,アルテミスとアフロディーテ(とその他多く)の父.まったく….

Aug 07 89匹目の羊は勘違いに気付かされる

副虹

午後から降っていた雨がバイトの直前に止む.きっと虹が見えるはずだと思い,デジカメを持って出発.

虹(その1) 虹(その2) Mt. Eden Rd.とBalmoral Rd.の交差点より.右折レーンで信号待ちをしている間なので,信号を横目でチラチラ見ながら,ヒヤヒヤしながら,自転車に乗ったままでの撮影.虹の根元のあたりはかなり明るい.

主虹と副虹 さらにBalmoral Rd.を東へ.根元はますます明るくなり,美しいを通り越して不気味にさえなってきた.明るい主虹の外側(画像では主虹の左側)に,うっすらと副虹も見えている.主虹は外が赤で内側が紫だけど,副虹は色の並びが反対.記憶にある限り,副虹を見たのは初めてだ.

優しさの勘違い

優しいわけでもなく,気が利くわけでもなく,ただひたすら自己中心的で,「いい人だと思われたい」という一心で生き続けてきた.もう2度と「優しい」なんて言いません.「気が利く」なんて思いません.

ああもう,本当にイヤだ.

Aug 06 88匹目の羊は目覚めの方法を見失う

88と言えば

全天の星座の数.南十字星(みなみじゅうじ座)は,88個の星座のうち一番小さい星座です.マメ知識でした.

起きられません

わけあって7時に早起きしようと試みる.まず5時半に寝ている時点でかなり間違っている気がするが,1時間だけ起きていられれば2度寝できるので,その時刻に目覚めさえすればよかった.目覚し時計をセットし,携帯電話のアラームもセットし,明るくなり始めた空をブラインドの隙間から見ながら,お休みなさい.

8時過ぎ,起こされる.あれ?目覚し時計も携帯電話も,無意識のうちに止めてしまった?または,こんな日に限って止まってしまった?それぞれ確認してみると,目覚し時計は止められたようすもなく動き続けており,携帯電話も触られた形跡がない.さらに確認してみると,目覚し時計は運がよくないと音が出ないし,携帯電話に至ってはまったく鳴らなくなってしまったようだ.

さて困ったな.これから先,きちんと起きなければいけない朝にはどうすればいいんだろう?一番現実的なのは「携帯電話を直す」,次が「PCのソフトでアラームをセットする」かな.日本では,大通り沿いで目の前が消防署という環境で暮らしている僕が,耳元の携帯電話はともかくPCソフトの音くらいで目覚めるとも思えないけど.

Aug 05 87匹目の羊は免許取得の勉強を始める

免許を取ろう

以前の羊日記にも書いたとおりNZは車社会なので,車が運転できないと生活や行動がかなり制限される.

NZで車の免許を(0から)取るためには3段階のステップが必要だ.まずはペーパーテスト.これに合格すると「learner licence(練習生免許)」がもらえる.learner段階ではスーパーバイザーを助手席に乗せ,実地で練習をすることが可能.教習所ではなく,いきなり実地ね.learnerで最低6か月間の練習後,試験に受かれば「restricted licence(制限付免許,仮免許みたいなもの)」に.深夜の運転時などにスーパーバイザーの同乗が必要である以外は一人で運転できるようになる.さらにこの後,(25歳以上なら)公認の教習所で3か月(教習所に行かなければ6か月)練習し,最終試験に受かれば晴れて「full licence(本免許)」取得である.

何でlearnerの時期には教習所がないのか不思議だが,とにかくこんな仕組み.というわけで,最短でも9か月は必要ということになる.今日いきなりスタートしてペーパーテストに受かったとしても,9か月後は来年5月上旬,すなわち帰国直前だ.現実的には「NZで車の免許取得は不可能」と言ってもいいだろう.

どうせ取れないのなら,お金もかかることだし,免許取得に挑戦なんてする意味がない,普通はね.でも考えた.「最短で6か月後にrestrictedをもらえれば,それから3か月はかなり自由に運転ができる.それに,もしかしたら帰国後に教習所へ通わず飛び込みで試験を受けられるだけの技術が身につけられるかもしれないし,仮にそこまでできなくても,運転の練習をしておけば日本で教習所に通うようになってもスムーズだろう.」

思い立った(のはしばらく前だ)が吉日,早速教本を買ってきて勉強開始.もともと資格試験の類いは好きだから,ペーパーの勉強は楽しみながらできるだろう.次回以降の進展に乞うご期待.

餃子

晩ご飯はラーメン屋(日本人経営).日本にいた頃には,カップ麺を含めて週に3回くらいはラーメンを食べていたような.「大して多くないだろう」と思ったあなたは,僕が週に何回まともなご飯を食べていたかを考えてみましょう(カップ麺がまともなご飯なのかどうかは不問に).

今夜のとんこつラーメンはスープも麺も美味しく,かなり満足.なのだが,焼き餃子がねえ,うーん.不味いわけではないのだけど,僕の好みにはもう2頑張りくらい必要な感じ.

Aug 04 86匹目の羊はパートナーと巡り会う

お知らせ

新しいパートナーを紹介します.新しいも何も,30年と数か月の人生で初めてのできごとだけども.

何度か羊日記も登場している,フラットメイトのMiさん,先日から「一番大切な人」になりました.一緒ならきっと変わっていける,進んでいけると思える人.僕を見つけてくれて,想い続けると言ってくれて,ありがとう.So do I.

以上,お知らせでした.

Miさんのblog:「ニュージーランドの異邦人 ―― 何が三十路に起ったか?

Aug 03 85匹目の羊は夜露に悩む

何が悪い?

NZに来て一番寒いと思った夜.マフラーなしでボランティアに行くのは,かなり辛かった.

さてそんな寒い寒い夜,ボランティアの合間に海王星を探す.明るさは約8等級で,僕の双眼鏡でもじゅうぶん見えるはず(星と区別ができるかどうかは怪しいが,存在は分かるはず).周囲の星の並びを辿り,確かにそこにあるはずの場所を眺めているのだけど,どうもピントが合わずぼやけた像しか見えない.

「何が悪いんだろう?」まずは空の状態を疑う.目で見て分からないくらいの薄雲が懸かっているのかと思ったが,天の川が見えているから空が原因ではないだろう.次に自分の眼を疑う.最近夜更かしを続けたりゲームをし過ぎたりしているので疲れているのかと思ったが,やっぱり天の川は見えるし他の望遠鏡で他の天体を見ればちゃんと認識できるから眼も問題なさそう.

となると,問題は双眼鏡だろう.明るい星なら比較的はっきり見えるので,機器そのもののダメージというわけでもなさそう.最後に残った原因は「レンズに夜露」.明るいところで確認してみると,レンズはすっかり曇っていた.こうなってしまうと,乾くまでは使い物にならない(拭くと傷が付く恐れがあるので手を出さないほうが無難).そうこうしているうちに他の望遠鏡もどんどんと状況が悪化し,空は澄み渡っているのに双眼鏡(望遠鏡)の像はボンヤリという悲しい夜になってしまった.

ところで,以上では順番に考えたように書いているけど,実際にはほぼ一瞬で同時にいろんなことを考え判断しているのです.それが天文屋というもの.

さて来週の目標は

海王星を見る,天王星を見る,月と木星の大接近を見てもらう,の3本です.ふがふふ.

特に最後の「月と木星」は,双眼鏡で見てこその美しい眺めなので,ボランティアのしがいがあるというもの.楽しみ.

Aug 02 84匹目の羊はバースデーソングを歌う

Happy birthday to you

昨日に続いて誕生日のお話.

バイト先の居酒屋には,お客さんが誕生日の時にケーキ(持ち込みだったり注文されたり)でお祝いするサービスがある.笛や太鼓を鳴らして「Happy birthday to you♪」を歌いながら,席までケーキをお届けするのだ.太鼓や歌は店中に響き渡るので,他のお客さんも一体となってお祝いというムードになる,とてもステキなサービス.

僕は声を出すのも好きなら歌を歌うのも好きなので,席までケーキを届ける役ではなくても,離れたところから一緒に歌って場を盛り上げることが多い.今夜はバイトの人数が少なかったため,誕生日を祝う5回のチャンスのうち4回もケーキを運ぶ役になった.うち1回など,別の席にケーキを届けた僕を呼び止めて「あなた,歌がとっても上手ね.この人も今夜誕生日だから,『あなた』が歌ってお祝いしてよ」とまでお願いされる始末.そうまでお願いされたからには,と,いつも以上に気合いを入れて歌ったら,声は裏返るわろうそくの火は消えるわと散々な結果になってしまった.

誰かのお誕生日をお祝いできるのは,たとえ自分とまったく関係のない人でも,やっぱり嬉しいものだなあ.Happy birthday to EVERYONE, EVERYDAY.

Aug 01 83匹目の羊は社長の誕生日を祝う

54歳

バイト先の社長(店主)は今日が誕生日,54歳になられた.

お客さんがいなくなった22時ごろ,店には社長のご家族や親戚が大集合.女将さんや息子さんはいつも中心となって働いたり手伝ったりしていらっしゃるので毎日のように見ているんだけど,1度にみんな集合というのは珍しいし,それだけに家族の絆を強く感じる.

誕生日ケーキ,服のプレゼントなど,この年齢の男性が迎えたとは思えないような派手(?)な誕生日だった.僕もケーキもいただき,幸せのおすそ分けにあずかる.社長の挨拶:「覚えている限り,ケーキをもらった誕生日は初めてだけど,これが最初で最後とならないようにしたいね」.