Sep 30 143匹目の羊は裸眼で夜道を歩く

Beginner's Guide to Astronomy: `Equipment that Astronomers use'

Auckland天文同好会で月末の金曜日に開催されている天文学の通年コース,今月のテーマは`Equipment that Astronomers use',観測機材について,である.トークが上手(話し方や声の大きさが適切)で,パワーポイントを使ったプレゼンテーションも見やすく,「当たり」のレクチャーだった(過去2回がハズレというわけではない).

光学系,架台,倍率/視野の広さ/分解能などの基本性能といった,望遠鏡や双眼鏡を使う上で必要な知識を話されたのはもちろんのこと,光の性質,X線や電波など可視光ではない観測について,という進んだ内容にまで踏み込んでお話をされたので,相当ボリューム満点.単なる望遠鏡講座に留まらないあたりが,レクチャーの質の高さを物語っていると思う.Beginner's Guideというレベルじゃないよなあ.

ところで宿題だけど…えっとね,いろいろあってね….

怪しい人ではありません

さて,まだサングラス生活が続いているので,天文台の行き帰りも眼鏡なし.当初はサングラスをかけて自転車で行こうと思っていたのだが,危ないので徒歩に変更.徒歩だとサングラスなしでも何とかなるので,裸眼で30分ずつかけて往復した.何とかなるとはいえ,もちろん,ハッキリと見えるものは何一つない.

今夜は曇っていたが,もし晴れていた場合に裸眼で夜空を見上げると,1等星ならかろうじて存在が分かる.金星なら確実.金星って本当に明るいね.

Sep 29 142匹目の羊は晴れのチャンスを逃がす

晴れることが分かっていたら

遊園地に行くはずだったのに.天気予報は雨だったし実際に起きたら雨だったので,遊園地に行くのは延期したのだが,結局午後は晴れていた.

NZに来て4か月半,未だにここの天気の変化は読めない.

結局家に居たので

WEBのお仕事をしたり,インターネット麻雀をしたり,水滸伝のデータ改造をしたり.

NZに来て4か月半,やっていることは,日本にいる時の休日の過ごし方と同じようなものだ.休んでいるけど働いてもいるという状態が,結構好きなんだと思う.

Sep 28 141匹目の羊は麻雀を教える

インターネットで麻雀を

Miさんはかなりギャンブル(パチンコ)が好きだ(詳しくは,Miさんのブログ「パチンコ@ニュージーランド」や「ギャンブル愛好家」参照).そんな彼女が,麻雀を覚えたいと言う.

一人でコンピュータ相手に遊ぶこともできるが,やっぱり麻雀は人間相手にやってこそ.というわけで,インターネットでできる対戦麻雀(麻雀II)をインストールして始めてみた.最初は本当に最低限のことだけを教えて,実戦の場面場面でいろいろとアドバイス.当然あまり役も覚えていないし,もちろん点数の計算もできないが,楽しくプレイしているようだ.気が付くと,分からないままにメンチンをツモって三倍満を上がっていた.天性の素質ってやつかな.

Sep 27 140匹目の羊はタイカレーを食べる

新しい缶切り

缶切り使用中 お昼ご飯はタイカレー.写真は,ココナッツクリームの缶詰を開けているところ.奥のつまみを時計回りにクルクル回せば,刃が時計回りに動いて(と言うよりも,缶が半時計回りに動いて)開いていく.切り口が内側に入るので比較的安全.

ちなみにタイカレーは,このクリームとペーストを合わせ,冷凍野菜,鶏肉を入れて煮込めば完成.辛美味(からうま).

Sep 26 139匹目の羊はMiさんの誕生日を祝う

Happy Birthday to My Dear

31年前の今日,僕より半年早くあなたが生まれ,いろいろな経験や体験をしながらここまで生きてきて,僕という人と出会ってくれたこと,そして僕という人と一緒にお誕生日を過ごしてくれたことを,心から感謝します.

ありがとう,そして,本当におめでとう.これから先のお誕生日も,毎年毎年,たくさんお祝いさせてください.ずっと,一緒にいてください.

ワイン飲んだんだー

お誕生日を祝し,白ワインを買ってきて乾杯(購入時の顛末はMiさんのブログにて).どれが美味しいなんてことは分からないので,「残っても料理に使えそう」「売れてそうでしかも安い」という基準で選ぶ.缶切りではなく栓抜きでコルクを抜いて,ワイングラスではなく陶器のコップに.

NZに来て2度目のアルコール,度数12%ほどのワインを1/3本飲んだら,結構クラクラしてしまった.お誕生日を祝うのに,僕が酔っ払ってどうするよ.

Sep 25 138匹目の羊は電子レンジを入手する

電子レンジ

引っ越ししてから10日目.必要そうなものは大体買い揃え,部屋の片付けも終わって落ち着き,新しい暮らしにも慣れてきたが,電子レンジとちゃぶ台がないことに困っていた.なくても何とかなるだろうとは思っていても,あったほうが便利なのは考えるまでもない.

「売ります買います」のサイトで,その両方を譲ってくださる方とコンタクト.合わせて$55で,配達までしてくださった.潤いのある生活,一歩前進.

クレジットカード

今月は新しい眼鏡を作るなどの理由で大きな出費が続く.こういう支払いはEFTPOSよりもクレジットカードでしたほうが何かとお得だ.ポイントが付くし,換算レートが少しだけ有利なのである(EFTPOSの場合は換算レートは関係ないけど).

別に大きな買い物に限らなくとも,日常的なスーパーの買い物だって喫茶店だってクレジットカードを使えば同じようにお得なことが多い.EFTPOSを利用するのに手数料が少しだけ必要なこともあって(銀行との契約によりけり),最近はもっぱらクレジットカードを使用.これ,NZのお金は減らないけれども,日本の貯金はどんどん減っていっているわけで,使いすぎに注意しないと,帰国したら財産0になってしまっているかも.まあ,家計簿をつけているから大丈夫だとは思うけどね.

Sep 24 137匹目の羊は缶詰に苦戦する

缶切り

パスタのトマトソースを作るのに缶詰を開けようとした.こういう日のためにと思って缶切りも買っておいたのだが,どうにも上手くいかない.

「この歳にもなって缶切りも使えないなんて…」とプチショック.で,よくよく調べてみたら,使っていた(買った)のは「缶切り(can opener)」ではなくて「栓抜き(corkscrew)」だった.ホッとしたのもつかの間,考えてみれば「缶切りと栓抜きの区別が付いていない」ってことだから,やっぱりプチショック.それに,缶が開けられないという事実そのものは変わらないわけで.

料理を一時中断,缶切りを買いに行く.日本にあるようなテコ式のものは1つもなく,つまみをクルクル回して開けるようなタイプのものしか売っていない.買って帰ったのはいいが,使い方を理解するまでにまた一苦労.

Sep 23 136匹目の羊はショッピングセンターへ行く

equinox

南半球なので「春分」(参考:6月21日は「冬至」).天文学的に言えば,春か秋かってことではなく,太陽黄経が180度になる(太陽黄経が180度となる瞬間を含む)日.

NZでは,休日ではない.そもそも,何で日本では春分(秋分)が休日なんだろう.農耕民族の何とか,とか?

St. Lukes Shopping Centre

本日のお出かけは,市の西の方にあるSt. Lukesショッピングセンター.普段はCityのDowntownショッピングセンターに行くことが多く,ここに来たのは初めてだ.大きなビルの中に,服屋,雑貨屋,眼鏡屋,フードコートなど,要するに百貨店.

もうじきお誕生日を迎えるMiさんにプレゼント.僕のセンスでものを選ぶと変なことになってしまいかねないので,本人に好きなものを選んでもらう.ピンクが好きな彼女は,ピンクの石がついたネックレスを1つ.サングラスが欲しいと言っていた彼女は,(僕の好みで)少し小さな丸い感じのサングラスを1つ.どちらも,よく似合っていてステキ.

Sep 22 135匹目の羊は心エコー検診に同行する

echocardiogram

Miさんは現在ワーク(就労)パーミット(許可証)でNZに滞在しているが,間もなくそのパーミットが失効してしまう.これより先は,ビジター(訪問者)パーミットに切り替えて滞在しなければならない.切り替えのための書類に必要な健康診断で,心エコー検診(echocardiogram)の精密検査を受けなければいけなくなった.

彼女は今,僕と一緒にいるという以外の理由でNZに滞在する理由がなくなっている.いつ日本に帰ってもいい,むしろ帰ったほうがいいかもしれないと思いながら,それでもパーミットを切り替えて滞在しようとしてくれているのに,滞在を拒むかのような精密検査.身体は大丈夫なのかな,NZにこのままいてもいいのかな,しばらく前からずっと不安な日々を送っていたMiさんを安心させることもできないのに,それでもパートナーと言えるのだろうか.

予約の時刻は午後6時.病院に付き添って,一緒に検査室へ.僕自身,6年ほど前に同じ検診を受けているので,どんなことをされるのか,どんな具合に痛いのか,よく知っている.同じ部屋にいたって何もできないのだけど,モニターに映る像を見ながら,何事もありませんようにと祈り続ける15分.

「大丈夫,健康ですよ.移民局の審査も通るでしょう」,よかった.Miさんが健康で,まだまだNZで一緒の時間を過ごすことができて,本当に本当によかった.

Sep 21 134匹目の羊は新しい眼鏡を作る

春の新作眼鏡

月曜日に眼鏡を壊してしまったので,新しい眼鏡を作りに行く.日本と同様,眼鏡屋で検眼もしてもらえるのだが,医師はどうやら常勤ではないらしく,わざわざ予約が必要だった.

日本では何度も眼鏡屋に行ったことがあるし,だからどんな検査をするのかは大体分かっていたが,それでも英語で何か言われた時には分からないことのほうが多い.Miさんに付き添ってもらって,いろんな言葉を通訳してもらって,本当に助かった.検査でとても印象的だったのは,視力を検査する際にランドルト環(日本でよく見る,一部が切れた円)を使わずアルファベットを読むだけだったこと.VとYとか,CとGとか,反則だと思うんですけど….

薄いレンズとDKNYのフレームを合わせて,検眼料込みで$755(約6万円).携行品の破損や眼鏡を作り変える際の検眼料も保険でカバーされるらしいけど,一体いくら戻ってくるかなあ.完成は約2週間後,つまりあと2週間くらいは闇の生活が続く,と.

眼鏡修理の専門店

壊した眼鏡を何とか修理できないかということで検索してみたら,「メガネの病院」というサイトを発見した.トップページの妙なテンションがステキ.

ダメでもともと,とりあえず画像を送ってみて,できるかどうか訊いてみよう.

Sep 20 133匹目の羊はbondを返してもらう

bond

bondとは,家(部屋)を借りる時に支払うお金のこと.日本で言うところの「敷金」のようなものだ.一般的には2週間分の家賃を最初に支払い,敷金と同様,退出時に(必要経費を差し引いて)返金される.

先日までお世話になっていたフラットでは家賃が$165(週あたり,1人あたり)だったので,bondは$330.本日,全額が戻ってきた.財布の中身が一気に$330も増えると気持ちも大きくなってしまいそうだが,預けていたお金が戻ってきただけで,財産が増えているわけではない.

ちなみに今のフラットの家賃は$190(週あたり,2人で)だが,bondはなし.気前のいいオーナーだこと.

kumara chips

bondを返していただいた後,Miさんと2人,1時間ほど歩いてBurger Fuelへ.ハンバーガーもひじょうに食べ応えがあるのだが,僕たちはkumara chipsというサイドメニューが大好きだ.

日本でハンバーガーのサイドメニューの定番と言えばフライドポテト,ジャガイモだろう.一方kumaraはサツマイモ(のような甘い芋)で,kumara chipsは,さながら蜜のかかっていない細い大学芋のような感じである.aioliソース(ガーリックソース)がまた絶品で,kumaraの甘さと美味くマッチ,次々と口にしてしまう.冷めても美味い.

日本でも,どこかのハンバーガーチェーン(か外食産業)が商品化してくれないかなあ.この味は,ぜひ日本でも楽しみたい.

Sep 19 132匹目の羊は闇の生活を始める

夜もサングラス

昨日眼鏡を壊してしまったので,おはようからおやすみまで,1日中ずっとサングラスの生活が始まる.

サングラスは当然暗いレンズなので,世界の色が変わってしまう.WEB作成の仕事をする上で色が正しく判断できないというのはかなりのハンデだ.さらに,サングラスは(遠くを見ることが多いという理由で)度が強めに作ってあるので,(近くにある)コンピュータの液晶を見続けるとかなり目が疲れる.いつも以上に目薬が手放せない.

しかしながら,眼鏡(サングラス)を外してしまうと30cm先の物さえハッキリと見えないような近視と乱視では,サングラスであっても使うしかない.自業自得とはいえ,辛い生活だ.

短は長を兼ねない

新しいLANケーブルを買ってきたのに,長さが足りなかった.泣.誰か,手持ちの5mを10mと交換してください.

Sep 18 131匹目の羊は眼鏡を壊す

2度と戻らない

眼鏡を壊してしまった.この眼鏡,日本にいる時にも壊したことがあるのだが,その時と同様,左右をつなぐ真ん中の部分がポキリ.こうなってしまうと,眼鏡はどうやっても復活できない.瞬間接着剤で修理するというのもきっと不可能だろう(そもそも持ってないし).そして,前回壊した時に店員さんから「これが最後の在庫ですね」と言われてしまっているので,同じフレームのものはもう入手できない.10日の日記に「こと眼鏡に関してだけは,そんなに悪くないセンスをしていると思う」なんて書いたが,思い上がるなよっていう戒めかな.2度と言わないように気をつけます.

スペアの眼鏡は持ってきていないけど,とりあえずはサングラスで何とか凌げる.凌げると言っても結構疲れる.まさかサングラスで接客するわけにもいかないので,居酒屋バイトは当分お休み.しかしまあ,NZで眼鏡屋に行くことになろうとは….

Sep 17 130匹目の羊は翻訳を手伝う

サッカー用語

Miさんが,新しいお仕事としてサッカー関連記事の翻訳を始めようとしている.彼女はとても英語が堪能だが,とはいえその世界でしか通用しないような単語や言い回しについては,やはり難しいようだ.というわけで,一種の採用テストのような翻訳について,ささやかながらお手伝い.英語のレベルは全然追いつけなくても,サッカーに関することなら,少しはね.

言い回しについては,たとえば`A overcomes B on penalties'が「AがBにPK戦で勝利する」というのもなかなか分からなかった.しかし今回一番難しかったのは`effort whistled wide'という表現."effort whistle"で検索をかけ(単語を分離させないために前後に"が必要),結果の一覧を眺めて想像するに「ゴールを狙ったが大きく外れた」という意味だと思うんだけど,はてさて.

頑張って頑張って,締め切り時刻の朝5時直前に終了,久々の夜更かし.

Sep 16 129匹目の羊は擬似同棲を始める

新しい日々の始まり

新しいフラットに引っ越し.バイト先のYeさんにワゴン車を出してもらい,2人分の荷物を一気に移動させる.MiさんはNZ生活が結構長いので,こっちで買った物も多く,それなりに大荷物.それでも1度で運べてしまうワゴン車,万歳.

服や本の片付けもそこそこに,まずは二人ともPCを取り出してネットワーク接続を確認する.以前のADSLよりは遅いにせよ,仕事や日常生活に支障はなさそうな感じだ.

特に不自由がなければ,帰国までのおよそ8か月,ここで二人暮らし.帰国後のシミュレーションも兼ねた擬似同棲生活,スタート.

mussel

NZ名物の1つがmussel,マッスルと呼ばれる貝である.日本では「ムール貝」と言うほうが通じやすいかも(まったく同じ種類を指しているかどうかは不明).そのマッスルを,お腹一杯食べてきた.

Miさんのお友達Y2さんの帰国送別会で,The Occidentalというカフェにてディナー.`Belgian Beer Cafe'ということでベルギーのビールが売りなのだろうけど,3人のうち誰も,ビールはおろかアルコールさえ飲まなかった.茹でたマッスルと焼いたマッスル,たった2皿を3人で分けたのだが,満腹.焼いたほうが特に美味しかったな.そして,ホールスタッフのお兄さん,外見も心遣いも格好良すぎ.マッスルを食べに,お兄さんに会いに,また行かなくては.

Sep 15 128匹目の羊はバイトをしバイトを休む

引っ越し前日も仕事

先日いただいたWEBサイト作成のお仕事,引っ越し前に終わらせておきたかったので,暇を見つけて適当に編集.これまでの背景色が白だったのを渋めの緑に変更し,それに合わせて,文字や線の色も変更というのがメインの作業だ.渡していただいた元のファイルや構成が整っていたので仕事がやりやすく,本当に空いた時間で終わってしまった.画像の編集も,思ったよりも簡単に終了.

さて,クライアント様は,これを気に入ってくださるのかどうか.

引っ越し前日は休養

いろいろあって,居酒屋バイトのほうは急遽お休みをいただいた.息が切れるほど走った後で店に電話し,かすれ気味の声で「体調が悪いので,ごめんなさい」.原因はともかく,体調が悪いってのはウソではないわね.

Sep 14 127匹目の羊は引っ越しの準備をする

荷物の片付けと部屋の掃除と

引っ越しを明後日16日に控え,少しずつ準備中.とはいえ,そもそも入国した時点での持ち物がトランク1つにバックパック1つだから,荷造りという点ではそれほど時間がかかりようがない.

どちらかというと,部屋の掃除をしたりものを片付けたりといったほうが大変.自分の部屋のブラインド掃除もずっと放置していたのだが,オーナーに言われたこともあって久しぶりに拭く.一応キレイにしたつもりだけど,立つ鳥跡を濁さずというのは,なかなか難しい.

Sep 13 126匹目の羊は海外ミスド情報を入手する

海外のミスド

7月20日の羊日記に書いたように,日本国外のミスドは今年3月末の時点で1400店を超えている.この件について,先日ミスタードーナツに問い合わせてみた.今まで放置していたのは,単に忘れていただけだ.

回答についてこの日記で公開することも了承をいただいているので,以下抜粋.海外のミスドの内訳は,「フィリピン…1,340店/タイ…148店/上海…7店/台湾…6店」だそうだ.つまり,ほとんどはフィリピンということね.そして,ニュージーランドにもオーストラリアにもないから,おいそれとミスドに行くことはできない,と.

海外の店舗の内訳が分かったのは嬉しいけど,やっぱり,帰国まではお預けだな.

Sep 12 125匹目の羊はフェリーに乗る

Devonport

Auckland市の北,Northshore市のDevonportに,Miさんと小旅行.余談だが,単に`Auckland'と言った場合,Auckland「市」のことを指すのかAuckland「地方」のことを指すのかははっきりしない.Auckland「地方」は,Auckland「市」,Northshore市のほか,Manukau市とWaitakere市および3つの郡からなるエリアのことだ.

Mt. Victoria Auckland市の港からフェリーで約10分,Waitemataハーバーを渡った対岸にDevonportはある(陸路でも来られる).ひじょうに落ち着いた雰囲気の,おしゃれな町だ.「いつか来たいと思っていたのだけど,今日まで来ずにとっておいてよかったよ」,とっておいてくれてありがとう.

Mt. Victoriaの頂上からの眺め オープンカフェでお茶を飲み,有名なチョコレート屋さんでお土産を買い,Mt. Victoriaの丘に登る.青い海がきれい.白いヨットもきれい.

Sky TowerとHarbour Bridge 丘の頂上のベンチに腰掛け,西に傾いたお日様を眺める.写真だとHarbour Bridgeの右に太陽があるけど,上手く日を選べば,橋に沈む夕日を見られそうな気がする.きっと,絶好の被写体だろう.

日常だって毎日が記念日だけど,こういう非日常はもっと記念日.NZでしかできないこと,まだまだ,たくさんやりたい.NZでしか作ることができない思い出,まだまだ,たくさん残したい.

オカルトではありません

Auckland天文同好会,2005年9月の月例会のテーマは`Occultation',日本語で言うと「掩蔽(えんぺい)」,についてである.掩蔽とは,月や惑星,小惑星によって,それより遠い天体が隠される現象で,たとえば6月16日に見られた木星食も掩蔽現象の1つだ.

今夜お話ししてくださったのは,RASNZ(NZ天文協会)掩蔽分科会の会長さん.NZでは掩蔽の観測や報告などがかなり精力的に行われているようで,現象の扱いや興味の度合いはなかなか大きいらしい.

小惑星によって恒星が隠される現象を正確に観測すると,その小惑星の形などを知ることができる.また,恒星がパッと消え,ふいに再び現れるというのは,流れ星と同じように動きがあり見ていて楽しい.科学研究の対象としてもアマチュアの興味の対象としても,掩蔽は面白い現象である.

などと書いているけど,僕は…それほど興味がない.けど,英語で聞くと,楽しそうだなと思う.不思議なものだ.

Sep 11 124匹目の羊は選挙について考える

国民の義務?

日本では衆議院の選挙だったそうで.最後に「投票」なんて行動をしたのは,きっと高校で生徒会役員を信任した時だろうなあ.国政がどうなってもいいとは思わないけど,大して変わらないでしょ,とも思っている.「夜空を暗くする」なんて公約を掲げる政党があったら,そこに投票するかもしれないけど,一方で夜遅くまでエネルギーを消費する生活を送っていることからも分かるように,別に環境問題に真剣に取り組む政党を応援しているというわけでもない.

日本のことや自分のことはさておいて.NZでも17日に総選挙が行われる.現在の与党は労働党.その党首でNZの首相でもあるのが,ヘレン・クラーク女史.NZは世界で最初に女性に参政権が認められた国だが,クラークさんが首相(現時点で2期6年)という点には,偶然以上のものを感じる.最大野党は国民党で,他にいくつかの少数政党もあるらしい.

選挙活動といえば,通りのあちこち(多分決められた場所)に大きな看板が立てられているのと,TVで(対談や討論を通じて)政策を表明するくらい.日本のように,選挙カーや街頭演説といった騒々しいものはない.あんなもの,騒音以外の何物でもないと思っているので,NZの静けさはとてもありがたい.

そして,選挙権.基本的には,18歳以上で市民権か永住権を持っている人のようだ.何度か僕のところにも選挙人登録のための用紙が送られてきたけど,権利がないので無視.用紙には「選挙に行かないと(登録しないと?)罰せられますよ」といったことが書かれている.バス停などにも「必ず選挙に参加しましょう」といったディスプレイが掲示されている.罰せられるとまで言われれば,さすがに僕でも投票に行くかもしれないなあ.日本でも,このくらい厳しくやってみる?

Sep 10 123匹目の羊は眼鏡を誉められる

緑縁

土曜日のバイトはとにかく忙しい.今週は特にスタッフの数が足らず,ギリギリのところで何とかやりくり.ギリギリでも何とかなるから,スタッフ募集が今ひとつ本気じゃないんだろうなあ.などと,バイトの身で言うことじゃないか.

さてそんな,目が回るほど忙しいバイトの最中にあった,ちょっといい話.接客をしていたわけでもないテーブルのお客さんから,「その眼鏡はどこで買ったの?」と訊かれる.「日本ですよ」というと,少し残念そうな顔で「あぁ,なるほど.とてもステキだから気になって」.

自分にはオシャレのセンスはないと思っているけど,こと眼鏡に関してだけは,そんなに悪くないセンスをしていると思う.自分のを選ぶにしても,他人に似合うのを考えるにしても.なので,眼鏡を誉められるのは,かなり嬉しい.自分自身がイケてるかどうかは,この際どうでもいい.

ところで,僕が今かけているような,少し派手目の眼鏡(淡緑のセルフレーム)は,あまりNZでは見かけないような気がする(単に人が少ないだけかもしれない).たいていは細縁,セルフレームでも黒か茶色かといったところ.NZの眼鏡文化は,まだ発展途上,かなあ.

Sep 09 122匹目の羊はラーメン屋を評価する

ラーメン食べ比べ

昨日の昼は飲茶,今夜はラーメンと,やや中華尽くしな感のある食生活.もっとも,ラーメンってのは(カレーと同じように)日本で完成されたものという気がする.ちょっと違うな,「日本のラーメンは日本のラーメンという1つの文化だ」ってところか.それは大げさかな.

今夜行った店は,Aucklandで食べた「日本的なラーメン」のうちの5店目(最初に行ったのは8月5日).これで,主なところは全部行ったのではないだろうか.

ラーメン,餃子,店の雰囲気,値段,といった点を総合的に評価して,僕の中でのランキングは以下のとおり:「喜楽 > 麺達 > ラーメン一番 > ラーメン大黒 > たんぽぽ」.Miさんランキングだと:「喜楽 > ラーメン大黒 > ラーメン一番 > 麺達 > たんぽぽ」.さてあなたは?

月とSky Tower

月と青いSky Tower 月と青いSky Towerと赤いランプ こういう光景に出会えることを,とても幸運だと思う.こういう光景を一緒に見たいと思う人と一緒に見られることを,とても幸せだと思う.

Sep 08 121匹目の羊は飲茶を食べる

芝麻球

バイト先のスタッフMさんが帰国するので,お別れ会を兼ねてスタッフ数人とランチ.バイト先の居酒屋から歩いて10分ほどのところ,競馬場の敷地内にある中華料理屋で飲茶.平日の昼,市の中心からは随分と離れている場所なのに,かなり賑わっていた.

Aucklandでは,日本料理屋も中国人や韓国人が経営していることが少なくない(バイト先は日本人経営).それだけ彼(彼女)らが多くいるということであり,また金儲けに関して貪欲だということでもある.ともかく,そんなわけで,日本料理屋が時にまがいものであるのとは違って,中華料理屋はちゃんとした中華料理屋だ.まあ,確かめたわけじゃないから,実は今日行ったところは本物じゃないかもしれないけどね.

料理を持って席の間を巡っている店員さんを呼び止め,小皿単位であれこれと注文.餃子にシュウマイ,春巻きに唐揚げ,餅にごま団子,…と次々に平らげていく.そう,芝麻球(ごま団子),好きなんだよなあ.かつてミスドにあった頃には,よく食べていたよ.

お腹一杯食べて$20と,値段もお手ごろ.飲茶は店もたくさんありそうだし,あちこち行ってみようかな.

Sep 07 120匹目の羊は白バイを見る

パトカーと白バイ

ニュージーランドのパトカー ニュージーランドのパトカーは色鮮やかだ.カーレースに使われるような,広告が多い派手な色の車に見えなくもない.先日見かけて以来ずっと写真を撮りたいと思っていたのだが,ようやく機会に恵まれた.

ニュージーランドの白バイ こちらは白バイ.白くないから「白バイ」じゃないかも.パトカーは青とオレンジだったが,こちらは青と黄だ(後日,青と黄のパトカーも見た).本当は2本のポールの間から見えているのを撮りたかったのに,もたもたしている間に動いてしまった(左に向かって発進している).

芸術的ビルの正体

1日に見かけた不思議なビルの正体が判明.Columbia Hotel Apartmentsというホテルのようだ.ホテルというか,日本で言うところのウィークリーマンションのようなものだろうか(別のサイトだとApartmentsとしか書いてない).「3.5つ星」ってのは,宣伝文句としてどうなの?

Sep 06 119匹目の羊は新しい仕事を始める

WEBサイト作成します

WEBサイト作成の求人が出ていたので応募してみたところ,何度かメールをやりとりした後に無事採用となった.今回のは単発のお仕事だが,これをきっかけに続けて依頼をいただけるようになりたいものだ.

基本的には,メールでの連絡や作成したファイルの転送だけで事足りる.とはいえ,お互いに顔も知らないまま仕事をいただく(依頼する)というのもちょっとね,ということで,先方の職場(=ご自宅)にお伺いした.WEBサイトの作成代行は副業のようなもので,今回の仕事も自分たち(ご夫婦)でじゅうぶんこなせるのだが,案件が増えてきた時のためのバックアップとして外注も検討されていらっしゃるのだとか.同時にそれは,バックアップがいれば案件を増やせるということでもある.

メールで大体のところは聞いていたのだが,画面を目の前にあらためて説明していただく.サイトのリニューアルに伴ない,配色を変えて,ほんの少しレイアウトを変えて,といったところらしい.画像の作り直しがなければ,下手をすると30分もあれば終わってしまう仕事だ.これでお給料をいただいていいのかな?

Sep 05 118匹目の羊は悪夢を見せる

Nightmare

自分が寝ている時にどんなことをしていて,どんなことになっているのか,ほとんどの人は知らないだろう.僕も自分のことなんて何も知らなかったし,きっと大人しくスヤスヤと寝ているのだろうと思っていた.

さて,そんな僕も,最近では自分が寝ている時にどんなことになっているのかを知る機会がある.聞けば,隣の人が困ったり笑ったりして寝られなくなってしまうくらい,ひどいらしい.日本にいた時には,出張や遊びなどで時々友達が泊まりに来ていたのだが,みんな我慢してくれていたんだなあ…申し訳ない気持ちで一杯だ.

特徴は以下のとおり.恥ずかしいので詳細は略すけど,単語の羅列だけで破壊力満点.「寝言/いびき/歯軋り/白目/開眼/硬直/痙攣/首振り」.

Sep 04 117匹目の羊は麻雀牌を握る

父の日

NZでは,父の日は9月の第1日曜日らしい(日本では6月第3日曜日).つまり今年の場合は今日だ.ちなみに母の日は,日本と同じで5月第2日曜日.デパート,喫茶店などには「Happy Father's Day!」というメッセージが掲げられ,バイト先の居酒屋にも父の日を祝いに来たらしいグループがいた.

色んな事情があって,直接父にメッセージを伝えることはないにせよ,誕生日や父の日や結婚記念日は,一応心の中でおめでとうと言っておく.母も同様.

白だけは誰でも分かる

バイト先のスタッフたちが麻雀をするために,閉店後の店に麻雀牌のセットが置いてあった.懐かしくなって,久しぶりに麻雀牌を握ってみる.インターネット麻雀は日本にいた時にはよく遊んでいたが,実際の牌となると数年ぶりだなあ.

牌の表面を親指でなぞり,それが何(どんな種類)であるか推測するのを「盲牌」というのだが,しばらく触れていなくても指はきちんと覚えていた.複雑なもの(漢数字のもの)は分からなくても,他の種類ならちゃんと盲牌できる.

NZに来てからはインターネット麻雀も遊んでないけど,近々,またやってみようかな.ちなみにバイト先のスタッフたちがやっていたのは,役も点数も関係なく,ただ形だけを合わせる「上がり麻雀」らしい.うーん,それは僕は遠慮しときます.

Sep 03 116匹目の羊は頼まれごとを忘れる

念押しされたのに

日本で開催される,とある演劇のチケットが今日から一般発売.それをどうしても見たいという友達,しかし本人は旅行中で買えないので,僕にインターネットで購入してくれるように頼んだ.「売り出しは土曜日だよ」と何度も念押しをして.

さてさて,本日は土曜日なり.売り出しから4時間くらい経って,その友達のPHSからメールが届いた.「やっと電波が入るようになったよ.で,買えた?」

あれほど何度も念押しされていたにもかかわらず,なぜか「4日」だと思っていた僕.あわててアクセスするも,人気の公演につき,とうの昔に完売.腹が立つやら情けないやら.謝って済むものでもない.「なんだかんだ言っても僕は優しい」と思っていてくれたその友達,さすがに,考え方を変えざるを得ないような気がする.信用を失い続けるNZ生活,グダグダ.

後日談:オークションで,定価プラス少しで買えた.何とかフォローはできたかなと思っているけど,ちゃんと最初からやっていれば,定価でもっといい席を買えていたかもしれないものを.

Sep 02 115匹目の羊は新居を決める

掘り出し物

先日書いたように,Miさんと2人で住める部屋を探している.インターネットの掲示板や日本人向けサービスセンターの広告などを見て,直接部屋を見に行ってというのを何度かやっていたが,理想が高すぎるのか,なかなか「これ」というのが見つからない.どこで妥協するかだよね,などと相談もしていた.

夕方,新聞の広告を見ていたMiさんが良さそうな物件を見つけた.今の家から歩いて行けるので早速見学に.1階に住むオーナーはインド人の3人家族で,2階部分をまるまる全部貸してくれる(正しく言うと,他の部屋には誰も入れない)とのこと.家具,専用キッチン,バストイレ付き,ADSLも付いていて設備は問題なし.Foodtownまで歩いて3分,バス停も近くて治安もよいと環境面も抜群.これだけ条件がよくて,なんとお値段$190(週あたり),破格!

他のフラットメイトがいないということは,言ってみれば擬似同棲生活をするというようなものだ.どんな生活になるのか,少しの不安と多くの期待.引っ越しは今月中旬の予定です.

Sep 01 114匹目の羊は不思議なビルを発見する

9月

何で9月の略称だけ「Sept.」と4文字で書かれることがあるのか,誰かご存知ですか?もちろん「Sep.」の場合もあるし,僕はいつもそう(3文字で)書くけど.

非常識

これまでの人生でパートナーという存在がいなかった僕にとって,Miさんとの間に起こるいろいろなことすべてが勉強の対象となる.「それは勉強することじゃなく,人として常識,当たり前のことでしょう.思いやりが足りなさ過ぎる」ということが多くて,何も分かっていない自分が情けなくて,週に2回ずつくらい凹んでいる感じだ.本当に凹みたいのはMiさんのほうだろうに.

今夜もまた,何気ない行動で傷つけてしまった.女友達4人にメールを書いて聞いてみたら,4人とも傷つく(少なくともいい気はしない)と返事が帰ってきた.やっぱり非常識というか,思いやりが足りないというか,人の気持ちが分かっていないというか.

変わろうと願い,変わろうと行動しているつもりだけど,変わる日は来るのかなあ.

現代芸術?

黄緑と紫のカーテン群 街で見かけた変なビル.ビルそのものは普通に見えるけど,カーテンに注目.黄緑色のカーテンと紫色のカーテンが,1階ごとに入れ替わっているのだ.意図も,色のセンスも分からない.そもそも何のビルなのか,次回(いつだろう)の調査をお楽しみに.