Oct 31 174匹目の羊は仮装行列を目撃する

Trick or Treat

本日はHalloween(ハロウィン).Stardome天文台に行く道中で,仮装して歩いている子供たちのグループを何組か見かけた.悪魔のような黒っぽい服装,魔女のような赤い服装,手にはおもちゃの槍,随分と凝っている.

このフラットにも来たらしいのだが,あまりにも怖い格好をしていたからか,オーナーは扉も開けなかったらしい(Miさん談).そもそもオーナーはインド人だから,Halloweenなんて関係ないのかもしれないな.オーナー一家の子供にキャンディでもあげようかと思っていたのだが,あげなくて正解だったかも.

プラネタリウムソフト使い比べ

仮装行列を横目に行った天文台では,毎月恒例となったメンバー交流会が開かれていた.今夜の目当ては,プラネタリウムソフトのレビュー.Starry NightTheSky6SkyMap Proなどのソフトが紹介されていた.レビューというよりは,単に「こんなソフトで,こういう画面です」といった程度の内容だったが,いろいろなソフトを見ることができたのは楽しかったな.僕が休職させてもらっている会社のソフトは,もちろん紹介されていなかった.なぜって,英語版がないから.

レビューを見ていると,その自社のソフトに足りない機能や操作などがいろいろと見えてくる.それらは,足りないというよりは,ユーザ層を考え,限りある開発資産(時間と資金)をどこに振り分けるかを判断した結果,見送られただけなんだろう.僕が求める機能が自社のソフトに備わっていなくても仕方ないんだけど,そういう機能も充実した他社のソフトに,ちょっと目が奪われたひと時だった.ローカライズしたら売れないかなあ.

Oct 30 173匹目の羊は花火屋に入る

カレンダーの最終週

NZのカレンダーの中には,はみ出した最終週をその月の最初の週に書くものがある.たとえば今月の場合,日本だと「30 31」が最後の行に書かれるか,または「23/30 24/31 25 26...」のようになっているが,NZ式の表記だと最初の行が「30 31 ... 1」(...のところは実際は空白)のようになるということだ.NZに限った話ではないのかもしれないが,少なくとも僕はNZで初めて目にした.

この書き方だと,各月のカレンダーが必ず5行(うるう年でない2月1日が日曜日の場合だけ4行)になり,23/30のような小さい数字もないので,収まりがいい.一方で,唐突に最初の行に戻るというのは慣れないと戸惑う.統一感のある美しさを取るか,見易さ分かり易さを取るか.

Fireworks

花火屋 毎週行っているカフェの隣に,花火屋がオープンしていた.もの珍しさに惹かれてフラフラと入店.ショーグン?

NZでは,花火をしてもいい日というのが決められているそうだ.11月5日,Guy Fawkes Day(ガイ・フォークス・デー)と呼ばれているこの1日だけなのである.詳しい由来はGoogleの検索結果でも見てもらうとして,イギリス文化圏では結構大きなお祭りらしい.ちなみに,「ナイスガイ」などという時の「ガイ」は,このGuy Fawkesに由来するのだとか.

さて,よくよく調べてみると,個人的にこじんまりと遊ぶのならGuy Fawkes Dayに限らずいつ花火をしてもいいらしい.いいのだけど,花火屋がオープンしているのがこういう限られた時しかないため,実際上はこの1, 2週間しかできないということのようだ.

花火ができるのが嬉しくて仕方ないのかどうかは分からないが,そういえば昨日あたりから,夜になると近所でも打ち上げ花火が.23時を過ぎてからやるのは,近所迷惑だから止めてほしいなあ.

Oct 29 172匹目の羊は修理された眼鏡と再会する

修理完了

眼鏡(修理前と修理後) 今月7日に「修理可能」の連絡をくださった「メガネの病院」から,修理された眼鏡が送られてきた.繋いだ部分のキズは少し残っているが,パッと見では肌の色と同化してまったく目立たない.もちろん,かけ具合も問題なし.ありがとうございました.

お礼のメールに「もしもまた機会がありましたら(ないことを祈りますが)」と書いたら,「今後とも(ないことをお祈りしますが)よろしくお願い申し上げます」と返事をいただいた.僕はともかく,愛用していた眼鏡が壊れた,変形したという方は,ぜひお問い合わせを.

Oct 28 171匹目の羊は海岸を歩く

海を見よう

地図を見ていて,家から海までが思いのほか近いことに気が付いた.気が付いたからには行っておきたくなる.まだまだ太陽が高い午後3時,地図を持ってMiさんと散歩に出発した.軽食も飲み物も持っていかなかったことを,すぐに後悔するハメになるが,まあ仕方ない.

坂を上り下り,30分も歩けば,海(というかManukau湾)が見えてくる.外海ではないので,キレイな青い海というわけではないが,それでも水の美しさは,山の緑の美しさとは違った良さがある.

坂を下りれば海岸へ 見るだけなら30分で着いたのに,そこからさらに1時間,やっぱり坂を上り下り.ブッシュの中も通り抜け,そうしてようやく,海が間近に見えるところまで来た.近いようで,案外遠い海.散歩というには少しハードだ.

ガーガー いかにも海岸 最後の坂を下りて波打ち際へ.ちょうど引き潮の頃だったらしく,少し濡れた浜を歩く.寄せる波の音が気持ちいい.湾の対岸には放牧されている羊や牛も見え,のどかな雰囲気.

同じ距離を歩いて戻る元気はないので,帰りはバスで.あんなに大変だった坂道も,バスだと15分で着いてしまうのであった.ふぅ,疲れたけれど楽しい散歩だったよ.

Beginner's Guide to Astronomy: `The Rocky Planets'

Auckland天文同好会で月末の金曜日に開催中の天文学通年コース,今月のテーマは`The Rocky Planets',「岩石惑星」について.「岩石惑星」って訳語はおかしいかもしれないけど,でもこれを「地球型惑星」と訳すのは意訳し過ぎのような気も.ともかく,水星,金星,地球,火星についてのお話だ(冥王星は含まない).

各惑星の物理量だとか,過去の観測だとか,そういう話がメインだったんだけど,あまりにも疲れていたので,意識が途切れ途切れで….惑星の話以外に,力学の基礎のような話もされていたような気がするのだけど,記憶も途切れ途切れで….

Oct 27 170匹目の羊は偏頭痛に悩まされる

花粉症?

先日から,どうも花粉症のような症状に悩まされている.目がとても痒くなったり,異常に眠くなったり.日本にいる時から言っていることだが,本当に花粉症かどうかは分からないし,そうだとしても認めたくない.

一番困るのは,バイトが始まる頃に妙な偏頭痛が襲ってくること.動けないほどではないにしても,気になって仕方がない.忙しくなってくると忘れて治まってしまう程度だから大したことはないのだが,そうは言っても痛くないほうが嬉しいに決まっている.

花粉症は英語ではhay fever(干し草の熱,枯草熱)と呼んだりpollinosisと1単語で表したりする.医者に行くつもりも薬を買うつもりもないから,覚えても使う機会はなさそうだけど,知っておいたら何かの役に立つかもしれない.

Oct 26 169匹目の羊は火星を見る

1か月半ぶりのボランティア

眼鏡を壊して以来ずっと休んでいたStardome天文台でのボランティア.新しい眼鏡が届いてから以降も2週続けて水曜日の天気が悪かったため,今夜のボランティアはおよそ1か月半ぶり.見える(見せる)天体も,少し様変わりしている.

まぶしいほど明るく輝く金星は,望遠鏡では半月状に.ω星団は低くなっているので,代わりに47 Tuc(きょしちょう座47という,全天で2番目に明るい球状星団)を.双眼鏡では,さそり座の尾のあたりにあるM7(散開星団)を.2回合わせて60人以上は来ていたお客さんたちは,みんな大喜びだった.

お客さんがいない間を利用して,懲りずに天王星や海王星を探してみたのだけど…難しいなあ.次回はちゃんと,星図を印刷して持っていこう.

火星大接近

さて,今の時期,一番の目玉天体といえば火星だろう.30日に地球に大接近する火星は,Aucklandだと21時ごろに昇ってくるので,22時ごろから始まる2回目のボランティアの時にはそこそこ高くなっていて見やすい.東の低い空で赤く明るく光っている火星は,西の低い空に沈んでいく金星とうまくペアになっているようだ.ええと,今は地球からの距離は金星よりも火星のほうが近いのか.次回のボランティアではそれも説明しないと.

望遠鏡で覗けば,赤さもはっきりと分かるし,星とは違ってちゃんと円盤状に見える.よく見ると表面の模様も分かるのだけど,望遠鏡を覗き慣れていないお客さんにはちょっとムリかも.という自分も,あまりはっきりとは見えないのだが.

これから先,火星は少しずつ遠ざかっていくけど,昇る時刻が少しずつ早くなっていくので,見易さはむしろ良くなっていくはず.約2年後の接近時にはあまり大きく見えないので,今回の機会をお見逃しなく.NZに来なくても,近くの天文台や科学館で,ぜひ大きな望遠鏡を覗かせてもらってください.

Oct 25 168匹目の羊はCambridge大学の教授職を調べる

Jacksonian Professorとは

20日の日記に「Jacksonian ProfessorのJacksonianって何?」と書いたのだが,Nさんからメールで教えていただいた(後日Rからもメールが来た).ありがとうございます.それによると,JacksonianとはCambridge大学にある教授職の一つらしい(参考:Wikipediaの`Category:Cambridge Professorships'および`Jacksonian Professor of Natural Philosophy').

同じくWikipediaでLangairさんについて調べてみると…ジェミニ望遠鏡委員会の委員長,宇宙望遠鏡科学研究所委員会の委員長,イギリス王立天文協会の会長などを歴任…うわ,すごい大人物だったのか.1941年生まれってことは64歳,まだ50代半ばくらいに見えた.

こんなことなら,サインでももらっておけばよかったかなあ….

Oct 24 167匹目の羊は丘に登る

Labour Day

10月の第4月曜日はLabour Dayで祝日.「勤労感謝の日」と似たようなものかな.Wikipediaの`Labour Day'の記述によると,1840年に「1日8時間以上は働きたくない!」とごねたことに端を発する`the eight-hour working day movement'が由来なのだそうだ.

NZでは,こういうpublic holidayに働くためには役所から許可をもらわなければならないし,そういう日に働いている人々にはholiday payという追加の給料(休日手当てみたいなもの)が必要となる.で,その追加分を補うため,一部の店では料金上乗せ,なんてことも.

Mt. Roskillハイキング

数日前から好天続き.家の近くの丘,Mt. Roskillに登ろうと,Miさんとお出かけした.しかし今日に限って天気が悪い.昨日までの晴れ空はどこへ.

丘のふもとで買ってきたばかりのハンバーガーを食べ,いざ,ハイキング開始!…5分後,早くも頂上に到着.これ,丘とさえ呼べないんじゃなかろうか.それなりに見晴らしはいいのだが,何しろ天気が悪いので,広がる景色も色映えしない(というわけで写真は1枚もなし).それでも,他にも何人かハイキングに来ていて,休憩したり動画を撮ったり凧揚げしたりと楽しんでいた.気軽に来られるという点ではいい場所なのかも.

帰る頃には小雨模様.Aucklandで4回目の丘登り(1回目はOne Tree Hill2回目はMt. Eden3回目はMt. Victoria)は,何だかちょっと,散々なハイキングになってしまったが,晴れた日にもう1度.

Oct 23 166匹目の羊は実家のインターネット開通を知る

客死?

(行き当たりばったりと言おうとして)「行ったっきりばったり」,ならないように気をつけます.

先日は夜光タスキを指して「安全防止ベルト」と.危険極まりない.

電話中は通信不可

実家に,とうとうインターネットが開通したらしい.なんだか信じられないが,考えてみれば母を除いて皆(=父と2人の妹)はある程度は使えるわけで,驚くようなことではないかも.

この機会に,Skypeで無料通話ができるようにしようと挑戦したのだが,どうやら実家の回線は電話(Skypeではなく普通の電話)を使っているとインターネット接続ができないらしく,電話で手順を教えることができない.今の時代に,そんな,まさか.ちゃんと業者に見てもらってよ.

仕方がないのでメールでインストール手順を教えたところ,「意味が分からなくて挫折した」.うーん,前途多難.

Oct 22 165匹目の羊はテーブルトークRPGを思い出す

Dungeons and Dragons

バイト先の居酒屋に来たお客さんが持っていた本に「D&D」と書かれていた.まさか,あの,Dungeons and Dragons?表紙のイラストなどを見たところ,間違いなくそれだ.

Dungeons and Dragonsとは,テーブルトークRPGと呼ばれるジャンルのゲームの中でもっとも有名な歴史のあるゲーム.ドラゴンクエスト(というよりはウルティマ・オンラインのほうが近いかも)のようなRPGを,コンピュータの中ではなく人対人で遊ぶのである.「ダンジョンマスター」と呼ばれる人がシナリオを作り,参加者は各自のプレイヤーを演じる.ストーリーはもちろん会話をしながら進んでいき,戦闘などで計算が必要になれば,サイコロをコロコロと.コンピュータと違って,臨機応変なストーリー変更があったり,アドリブで謎を解決したり.コンピュータゲームとは違った面白さがあるのだが,何しろ最低2人はいないと遊べないという点がネックである.

中学~高校にかけて,そういうテーブルトークゲームの専門雑誌を読んだり,シナリオを作ったりしていた.主には,似たようなTunnels and Trollsというゲームで遊んでいたかな.日本の家には,6面サイコロが20個くらいと,10面や20面サイコロもいくつか残っているはず.懐かしいなあ.

Oct 21 164匹目の羊はVisitor's Permitの取得を喜ぶ

変則生活終了

Miさんのお仕事(翻訳)の関係で,ここ数日,25時に寝て28時前に起き,31時ごろ寝る(昨日は32時半だった)という生活が続いていたが,今朝をもって終了.やればできるものだなあ.しかも恐ろしいことに,ちゃんと11時くらいには目が覚めてしまう.11時に目が覚めるのを「ちゃんと」と呼べるかどうかは疑問だし,目が覚めても布団から出るかどうかはまた別の問題.

Visitor's Permit

先月から心エコー検診を受けたり書類を揃えたりして準備してきた,Miさんのビジターパーミット(訪問者許可証),本日,無事に申請が通って許可が下りた(通知が届いた).本来は3か月ごとに更新しなければならないものらしいが,申請どおりに,来年5月ごろを予定している帰国までの7か月分がもらえた.つまり,来年5月まで,まったく問題なく合法的に滞在できるということだ.

嬉しい,ただ,それだけ.

Oct 20 163匹目の羊はアインシュタインの話を聞く

世界物理年

今年2005年は「世界物理年」.アインシュタインが特殊相対性理論など革新的な3本の論文を発表した1905年からちょうど100年にあたるのを記念して決定されたものらしい.その関連,かどうかは知らないが,Auckland大学で講演会があったので参加してきた.講演者はCambridge大学のLongair氏.肩書きが「Jacksonian Professor」とあるんだけど,Jacksonianって何?

段々の,いかにも大学の講義室っぽい部屋に,中学生くらいの子供からAuckland大学の学生,一般の大人まで,およそ100人くらいはいただろうか.この講演があることを教えてくださったのはAuckland天文同好会からのメールだったのだが,その同好会の人たちも何人か見かけた.

講演はまず,19世紀以前の物理学はどのようなものであり,どのような問題点があったのか,というところからスタート.その後,1905年(すなわち20世紀になってすぐ)にアインシュタインが発表した3本の論文「ブラウン運動」「特殊相対性理論」「量子論」について,それぞれの内容と意義を説明してくださった.一応,全部習ったはずんだんだけど,いろいろと忘れてるなあ.

身振り手振りを交えながら,「数式がいくつか出てきますが,目を閉じてていいですよ」とか何とかジョークも入れながら,あっという間に1時間のトーク終了.内容が理解できた(習ったことを思い出せた)かどうかはともかく,聞き取りやすい英語で分かりやすかった.Langair氏は高エネルギー天文学も専門で,お昼には`Origin of the Most Massive Galaxies'という講演もあったのだけど,こちらももちろん楽しめた.なかなか,アカデミックな1日.

気さくなバスの運転手

さてそんなわけで昨日に引き続き(ただし今日は一人で)Cityに出てきたのだが,あいにくの雨につき,バスで往復.

Aucklandのバスは,前から乗って運転手からチケットを買うシステム.なので,乗る時に運転手と挨拶をしたり行き先を告げたり,少し日常会話をしたりする.行きのバスの運転手が随分と気さくな人で,乗客が途中まで僕一人しかいなかったこともあり,降りるまでの20分間,ずっと会話をしていた(その間に乗ってきたのは1人だけ).

仕事は何をしているのか,とか,東京は人が多いのか,とか,コンピュータは日本とNZとどっちが安いのか,とか.例によってまた年齢の話になり,どうやら15歳に見られたらしい.ありえない.インド人の彼は38歳に見えたのだが,実際はまだ28歳だそうだ.失礼しました.

Oct 19 162匹目の羊はDDRで遊ぶ

Auckland Art Gallery

Cityでの用事の後,MiさんとAuckland Art Galleryへ.友達同士,大人数で美術館やアートギャラリーに行ったことはあるけど,こういう場所にパートナーと行く日が来るなんて…しみじみ.

NZに白人がやってきた時の様子を描いた絵画,マオリの肖像画,ヨーロッパ的な彫刻などなど,結構内容が充実していて面白い.一番興味深かったのは,ちょうど開催されていた`Venus Rising'という展示.ビーナスにまつわる神話世界をモチーフにした絵画や彫刻が集められ,説明と一緒に楽しめるようになっていた.入場無料だし,また時々は来てみたいな.

ゲームセンター

ギャラリーを後にしてさらにCityを歩いていると,ゲームセンターに到着.そこにあるのは知っていたんだけど,入ったことはなかった.店頭のポスターには日本語がたくさん.特に翻訳もされておらず,ただ日本から輸入してきただけという感じだ.

プリクラ,音ゲー,通信対戦の麻雀,格闘ゲームやパズルと,置いてあるゲームも日本と同じようなものばかり.日本から輸入されているだけ(予想)だから,まあ当然か.操作の説明画面も,一部のゲームを除いて日本語のまま.

ガンシューティングやDDR,たった$6しか遊ばなかったけど,8か月ぶりのゲームセンターは久しぶりで楽しかった.こんなに長い間撃ったり踊ったりしていないと,身体が全然ついていかない.輪をかけて下手になってしまったような.時々練習しに来るか.

Jolly Fox

ゲームセンターを後にしてさらにCityを歩き,本屋さんへ.目当ての雑誌は見つからなかったが,旅行関連書のコーナーで日本のツアーガイドを読んでいて驚いた.

岡山の案内ページに,妹がバイトしている「Jolly Fox」というイタリアンレストランが紹介されていたのだ.日本のグルメ本にもあまり載っていない,知る人ぞ知る穴場のレストラン.それがまさか,海外の旅行者向けの本に載っているなんて.本を見てやってくる海外の方もいらっしゃるんだろうか.妹がうろたえていそうだ.

Oct 18 161匹目の羊は夜明け空の満月を眺める

有明の満月

満月 仕事の関係で朝6時ごろに就寝.ふと窓の外を見ると,西の空に沈もうとしている満月を見つけた.明け方の満月を見たのは,もしかすると人生初かも.

dishwasher

今夜のバイトはそれほど忙しくなかったが,同時に人も足りていなかったので,ホールが暇な時間を見つけて皿洗い.バイトを始めてもう4か月以上になるが,皿洗いをしたのは初めてだ.腰は痛くなるし動けないし手は荒れるし,皿洗いって大変.

最終的には食器洗い機に入れてしまうので,その前段階として軽く洗う程度なのだが,うーん…あんな洗い方でいいんだろうか.まあきっと,どこのレストランも似たようなものだろうし,食器洗い機が消毒してくれているだろうから衛生面は問題ないはずだけど,それにしても.

Oct 17 160匹目の羊は夜更けの金星に驚く

金星は何時まで見えるでしょう?

23時過ぎ,バイトの帰り道,西に向かって自転車をこいでいると,低空に見慣れない明るい星を見つけた.明るさから判断すると金星だけど,もうこんな時刻だよ?ありえないよな?でも,動いてないから飛行機でもないし,地上物でもなさそうだし,まさか超新星爆発でもないだろうし,やっぱり金星?

シミュレーションソフトで調べてみると,思っていたとおり金星だった.さらに調べてみると,今夜Aucklandで金星が沈む時刻は23時37分.およそ1か月後には24時0分でほぼ日が変わる頃になるらしい.「金星は真夜中には見えない」と覚えていたが,(夏時間で1時間進んでいるにせよ)真夜中にも見えるのだ.

金星の地平高度の変化 地平高度の変化をグラフにしてみるとこんな感じ(夏時間でない期間も+13時間の時差としているので,本当は少し違う).およそ8年ごとに,このような「真夜中の金星」が見られるということか.来月はぜひ,23時50分を過ぎてから金星を見てみよう.

Oct 16 159匹目の羊は俳優を見かける

魔法戦隊マジレンジャー

バイト先の居酒屋には,時々,有名人が来店する.有名人といってもいろいろだが,たとえば,ALL BLACKS(言わずと知れたラグビーのNZ代表チーム)のキャプテンが来たことがあるらしく,レジの横にサインが飾ってある.

今夜は,TVの戦隊もの(ゴレンジャーとかその類い)に出演しているらしい俳優さんが来店していた.他のバイトさんから「何とかいう戦隊もの,だそうです」というのを聞いて,出発前の送別会でPsさんから聞いた話を思い出した:「今やっている戦隊ものは,NZでロケをやっているんですよ」.Psさんのお子さんは,その送別会にロボットを持ってきていたっけ.

帰宅後,早速その何とかを調べる.そうそう,「魔法戦隊マジレンジャー」,そんな名前だった.いろんなシーンをNZで撮影しているのかと思っていたけど,調べてみた限りだと,オープニングだけなのかな?オープニングだけだとしても,わざわざ海外ロケをするのはすごいことだと思う,いやむしろ,オープニングだけ海外ロケってほうがすごいかも.あれ?でもオープニングだけ海外ロケだと,その俳優さんが出ているのはこの番組じゃないってことか?何だか分からなくなってきたぞ.

ちなみに,その俳優さんは悪役らしい.「いや,僕,悪役なんで」と言われて,話を聞いたバイトさんはその後の会話に詰まってしまったそうだ.顔が出る悪役ならまだしも,黒タイツに身を包んだ(最近のシリーズでもそうなのかどうかは知らないけど)その他大勢の中の一人なんかだと…その俳優さんはどうなんだろうなあ.

Oct 15 158匹目の羊は居酒屋バイトに復帰する

バイト復活

眼鏡を壊して以来,丸1か月もの間ずっと休んでいた居酒屋のバイトに復帰.週のうち一番忙しい土曜日が復帰初日となるのはかなり不安だったが,始めてみれば結構覚えているもので,特に大きなミスもなく5時間働くことができた.筋肉痛が恐ろしい.

土足厳禁?

さて,その居酒屋は2階に座敷がある.といっても畳張りではなく,単に大きな掘机(ほりづくえ,って言うよね?)が3つあるだけ.座敷には上がり口があって,一応そこで靴を脱いでいただくことになっているのだが,違う場所の接客などでうっかりしていると,靴を履いたままで座敷に上がってしまうお客さんもいらっしゃる.そういう場合,上がられた方が少なければ脱ぐようにお願いするが,多ければ面倒なので諦めてしまう.

仮にそうやってお願いまでして靴を脱いでいただいたとしても,お客さんの中には,裸足(靴下)のままで床に下りたり,さらにはトイレに行ったり1階に下りて外で煙草を吸ったりされる方もいらっしゃる.こうなると,実は靴を履いてもらったままのほうがいいんじゃないかとさえ思えてくる.

普通に道を裸足で歩いている人も見かけるこの国,この街.NZ文化の1つ,なのだろうか.

Oct 14 157匹目の羊は結婚記念日を祝う

久しぶりの星空

金曜日は天文台でレクチャーの日.毎月第2金曜日は観測派向けの内容で,星座や星雲星団についてのお話がある.あれこれの用事で8月9月は行けなかったので,かなり久しぶりの参加となった.今夜の内容はあんまり面白くなかったけど,英語で星空のことを聞けるってだけでも嬉しい.Aucklandでは,アンドロメダ座大銀河の北中高度は10度ちょっとしかないようだ.いつか見られるだろうか.

レクチャーの後は外に出て星空ウォッチング.これまた久しぶりに,双眼鏡と三脚を持参したのだけど,雲が多いし月が大きい(ので暗い天体が見えにくい)しで,結局双眼鏡は出さずじまい.それでも,新しい眼鏡で初めて見る夜空は,やっぱりサングラスとは違って,月も星も美しく輝くきれいな空だった.

木婚式

5回目の結婚記念日を「木婚式」と言うらしい.2000年10月14日に結婚式を挙げ,本日その木婚式を迎えたYとIに,国際電話でおめでとうメッセージを伝えた.結婚してからの5年間は,あっという間だったそうな.

電話は短めで切り上げて,続きはSkypeを使って無料通話.NZ時間で朝の4時(日本時間では0時)まで,Miさんを交えて4人で,あれやこれやと.8000kmも向こうにいるとは,全然思えない.

Oct 13 156匹目の羊はシーツを洗濯する

部屋干しにはわけがある

引っ越して以来1度もシーツを洗っていなかったので,掛け布団のカバーや枕カバーと一緒にまとめて洗濯した.フラットの洗濯機の容量は最大6kgまで,何とか1度で洗えた.

洗えたのはいいが,干す場所に少し悩む.お風呂場と部屋に,大きな布切れ3枚,何とか広げて乾かす.本当は,部屋に洗濯物を干さないでねと言われているのだけど,庭に出るための鍵がないし,あったとしてもロープなんかを準備するのが手間だし,部屋が一番乾燥していて乾くの早いし,ついでに加湿器の役目も果たしてくれるし.

きれいになったシーツとカバーで,今夜もいい夢見ましょうか.156匹目の羊と共に,お休みなさい.

Oct 12 155匹目の羊は闇の生活から抜け出す

出るところと引っ込むところ

昨日の話の続き.goldensheepではない別のメールアドレス2つには,1日に合計で数十通のspamが届く.いちいち中身を読むなんてことは滅多にしないが,たまに開くこともある.今日届いた,そんな中の1通,タイトルは「お世話になります」.40歳で年収5000万円の女性が,僕に投資してくれるんだそうだ.で,スリーサイズが「88・61・90」らしい.

「このサイズって,どうなの?いいスタイルなの?」とMiさんに訊いたら,「うん,キュ・ボン・キュでいいスタイルよ」.一旦は納得しかけたが,いやいや,「キュ・ボン・キュ」じゃ,胸とお尻が小さくて腰が太いってことじゃないか.正しくは「ボン・キュ・ボン」ね.Miさんはいつも「キュ・ボン・キュ」と言っていたらしい.お友達には言わないでね.

闇よさらば

先月18日に眼鏡を壊し21日に新しい眼鏡を作ってから,はや3週間が経過.予定では先週にはできあがっていたはずなんだがなあ…受け取りに行ったら「来週(つまり今日)」と.今日は今日で,念のために電話をしたら``Yes, it's ready.'',できてるんなら連絡くださいよー.

自転車で40分かけてCityへ行き,サングラスを外し,新しい眼鏡とご対面.ああ,世界ってこんなに明るかったんだ.色も形も大きさもステキで,自分で気に入ったのはもちろん,Miさんも店員さんも誉めてくれた.素直に,とっても嬉しい.

それはそうと,また店員さんに若く見られていたらしい.「今日は学校が終わってから来たの?」「いや働いてるんですけど」「何歳?」「30ですよ」「ウソ…18歳くらいかと…ショック」.ショックって.

Oct 11 154匹目の羊はナンバーリンクを解き終える

ナンバーリンク

7月に実家から送ってもらった荷物の中に入れてもらったパズル雑誌「ニコリ111号」,巻末の大きなパズルを含めて全部終了した(解くつもりがないのは放置).これからしばらく家でやる仕事が多くなってきそうなのと,もうじき送ってもらう予定の荷物に次の112号が入っているのとで,早く終わらせておこうと思ったのである.

解き終わった111号の特集は「ナンバーリンク」,数あるパズルの中でも一番好きなタイプのものだ.数字と数字を繋ぐだけのパズルなのだが,手筋や定石がほとんどなく,直感に依るところが大きい.111号の最後を飾るスーパージャイアントでは,64×50の盤面に150組の数字が入っていた.解き終えた時の達成感と開放感,たまりません.

spam

ここ数日,goldensheep.jp宛てにspamが届くようになってきた.とても嬉しくない.

(他のサイトも含めて)goldensheep.jpのメールアドレスは数値実体参照(ret@でret@と等価)で書いている.メールアドレスを自動収集するロボットにメールアドレスを拾われないようにするためだ.実際に効果があるのかどうかは分からないが,これまで1度もspamが来なかったことを考えると,それなりの効果はあったのだろう.

今回のも,数値実体参照を理解するロボットが出現したのではなく,掲示板やblogのコメント欄に書き込んだ時のメールアドレスから拾われたんだろうなあと思っている.そういうわけで,できれば,掲示板やコメントにはメールアドレスを書きたくないんだよなあ.

いずれにせよ,1度拾われてしまったら,もう2度と平穏な日々は戻ってこない.とても嬉しくない.

Oct 10 153匹目の羊はハッブル宇宙望遠鏡に感動する

日時計

日時計 近所の交差点そばにある小さな公園に日時計が置いてあった.ここしばらくずっと天気が悪くて活躍の機会がなかったが,今日ようやく,日時計としての務めを果たしてくれている.もっとも,さすがに夏時間までは考慮されていないから,1時間ずれているけど.

儚くない

1週間前に見た桜らしい花が,まだ散りもせずに咲いていた.それだけなら大した話ではないが,何しろAucklandはこの1週間,ほぼ連日のように暴風雨,道端にも折れた枝やゴミが散乱しているような有り様なのだ.

それでも散らずに咲いている花,日本人的な「儚い桜」というイメージからは,程遠い桜.

Hubble: 15 Years of Discovery

Auckland天文同好会,2005年10月の月例会はDVD鑑賞会.`Hubble: 15 Years of Discovery'という,ハッブル宇宙望遠鏡の歴史を振り返る内容のものだった.そうか,もう15年も経つのか.

前半は,開発の歴史,なぜ宇宙で観測するのか,スペースシャトルによる機器の修理や交換など,望遠鏡そのものをテーマにしたような内容.僕にとっては面白かったが,一緒に来てくれたMiさんや他の一般のお客さんにはどうなんだろう.

後半は,ハッブル宇宙望遠鏡の観測成果をテーマごとに紹介.太陽系天体,星の一生,銀河,宇宙の果て,などなど.単に画像を見せるだけではなく科学的な解説も加えられており,これまた僕にとっては何度も頷きながら見るくらい面白かったが,普通の人に対しては,きれいな画像を単純に次から次へと見せるほうが飽きなかったんじゃないかなあ.まあ,そういう科学的教育的な内容を含んだDVDであることが重要なのかも.

仕事でニュースを書いた画像もたくさん出てきて,懐かしさも感じた1時間半だった.

Oct 09 152匹目の羊は車のナンバーを観察する

ナンバープレートで遊ぼう

NZの車のナンバーは,アルファベット(大文字)と数字を組み合わせた,最大6桁の記号の羅列でできている.そして,おそらくだが,重複さえしなければ自分で好きなようにナンバーを決めていいようだ.「どう見てもそのナンバーは遊んでいるだろう」というのを,時々見かけるのである.

  • TY723(イニシャルと誕生日かな)
  • TDBEAR(多分TeddyBearのつもり)
  • DARK I(I→eyeなのかな)
  • COCO 1(ココイチ?)
  • I AM BEN(こんにちは)

僕だったら…さすがに`RET324'はこっ恥ずかしいから,`GALAXY'とか.それもじゅうぶん恥ずかしいか.

Oct 08 151匹目の羊は英訳に骨を折る

和文英訳

ここしばらく,和訳や英訳の仕事がいくつか続いている.先日も,休職中の会社から和文英訳のお仕事をいただいた.開発,販売しているソフトウェアの技術について学会発表を行うので,そこで配布するレジュメとして英文が欲しいのだとか.

和文英訳は英文和訳よりもずっと難しい,と思う.できあがったものが日本語なら不自然さにも気付くが,英語だとそうはいかない.「論文的な英語で」という注文もいただいたが,そもそもそんなことを気にして訳せるほどのスキルがない.きっと,いかにも日本人が英訳しましたっていう英語になってるんだろうなあ.それに,ソフトウェア業界や画像処理方面に特有の表現や単語なども,上手な英訳になっていないような気がする.無事にレジュメとしての役割を果たしてくれればいいけど,さてどうなりますか.

3時間強(2人合計)で,英単語数650.たとえば1つの目安として,1000 wordsで1万円という相場があるらしいので(ただし英文和訳の場合),これだと6500円くらい,時給換算だと2000円くらい.実際にいくらいただけるのかは,(正確には)知りません.

Oct 07 150匹目の羊は眼鏡を直してもらう

150日目

気が付けば,NZ生活も5か月近くが経過.生活していくこと,それ自体はすでに日常になっているので,日々の暮らしの中で困ることはあまりなくなってきた.とはいえ,ずっと家で仕事をしているという状態や英語でコミュニケーションを取るということなんかは,やっぱり非日常だ.日本では気付かなかった思いがけない発見をすることも,今でもいろいろとあるしね.

残り7か月,今まで以上に充実した生活を,今しかできない生き方を.

オペ成功

先日,国際郵便で「メガネの病院」に壊れた眼鏡を送った.修理できるかどうかを見極めてから返事をくださるとのことだったが(不可能の場合は一切の費用なし),本日お昼過ぎにメールが届いた:「メガネ修理可能」.

代金は,送料込みで6500円.直ると分かっていれば新しい眼鏡は作らなかっただろうけど,送ってみるまで分からないからね.月末には,お気に入りの眼鏡と再会.以後は,TPOに合わせて2つの眼鏡(とサングラス)を使い分けることになるだろう.

ああ,よかった.

Oct 06 149匹目の羊は通信速度の低下に悩む

AucklandでNo. 1のラーメン屋

以前の日記に書いたように,Aucklandにあるラーメン屋のうち現時点でもっとも評価が高いのが「喜楽」.Cityに行く用事があったので,お昼ご飯は久しぶりに喜楽でラーメンと餃子.Miさんはとんこつを,僕は味噌を.

さてその喜楽,前回訪問の際,「たった1つこの店に不満があるとすれば,おっちゃん(店主)があんまり愛想ないことくらいかなー」と話していた.「まあ,愛想なくても,美味くて値段も手ごろならいいか」ということでNo. 1だったわけだが,今日のお昼はおっちゃん絶好調.ご飯や餃子をサービスしてくれたり,チャーシューの厚みについて相談されたり,ライバル店の様子を聞かれたり.なんだ,いい人じゃないか.喜楽のNo. 1の地位が,ますます不動のものとなったお昼ご飯だった.また来ます.

転送量制限

現在住んでいるフラットはADSL環境が整っているのだが,データ転送量の制限がある(らしい).

プロバイダはXtraというところで,契約にはいくつかのタイプがあるが,予想では「最大速度256K(下り)」「データ転送量1GBまで」というプランだと思う.この場合,月々のデータ転送量(上り下り含めて)が1GBを超えてしまうと,次の契約更新日までは最大速度がダイヤルアップの速度(下り40K程度)へと遅くなってしまうのである.

1GBなんてそう簡単に超えないだろうと思っていたのだが,ここ数日,目に見えて速度が遅くなった.つまり,おそらく制限を超えてしまっている.ニュースを見たり2chを巡回したりゲームで遊んだりと,趣味や娯楽で使用している部分が大きいのだけど,仕事に「も」使うので,遅いのは少しストレスだなあ.契約更新日が何日か知らないので,いつまで我慢を続ければいいのかも分からない.オーナーに契約プランの変更をお願いしてみようかなあ….

Oct 05 148匹目の羊は嵐をやり過ごす

暴風雨のNZ

横殴りの豪雨 NZは春を迎えたはずなのだが,ここ数日,ずっと天気が悪い.ただ雨が降るというのではなく,猛烈に激しい横殴りの雨と強い風が襲ってくるのである.まるで,雲の中にいるかのようだ.どうしてもという用事がないかぎり,家から一歩も出たくない.

つかの間の休息 こんなふうに,つかの間の晴れ間がのぞくことも何度かある.今日はそんなチャンスを上手く狙って牛乳やおやつを買ってきた.しかし,こんなチャンスは10分ほどしか続かないので,タイミングを間違えると,大雨の中を濡れながら帰ってくるなんてことになりかねない.麻雀なんかしなくとも,日々の生活そのものがじゅうぶんギャンブル.

Oct 04 147匹目の羊はピアスの穴を1つ塞ぐ

3つ→2つ

今年の誕生日に開けた3つ目のピアスの穴から,血が出ていた.先日も外側の金具と耳たぶが擦れて傷ついていたのだが,今回の出血は外ではなく中かららしい.一番外側に開けていたので,寝ている間にいろいろと当たって動いてしまったのだろうか.

NZに来るという人生の転機(の1つ)を迎えた30歳.その30歳の誕生日に,誕生石のアクアマリンが付いたピアスを買って穴を1つ開け,このピアスと一緒にNZ生活を,これからの人生を過ごしていこうと思っていたのに.決意をも込めて開けたそのピアスの穴は,閉じなければならず,思いは叶わないようだ.

たかがピアスの穴,されどピアスの穴.大切な何かがなくなったような気がして,かなり凹む.ちなみに,今後ピアスの穴を増やすことは,きっとありません.生涯,2個で.減らさないのかという質問には,ノーコメント.

Oct 03 146匹目の羊は桜を見る

桜?

桜かな? 毎週必ず行くカフェへの途上で,桜の木を見つけた.本当に桜かどうかは分からないけど,花と幹の感じが桜っぽい.曇り空でうまく色が表現できなかったので,画像処理で不自然なほど明るくしてみた.

本当は,Aucklandの桜はこれより1か月くらい早く咲くものらしい.だから,やっぱりこれは桜じゃないのかもしれないし,忘れ咲きの桜なのかもしれない.

Oct 02 145匹目の羊は夏時間を迎える

Daylight Saving

NZでは,10月の第1日曜日から夏時間(Daylight Saving Time)になる.終わるのは3月の第3日曜日.そういえば9年前に旅行に来た時には,夏時間の終わりを体験したっけ.ちなみに,夏時間の開始と終了の日は国によって違うらしい(参考:Wikipediaの「夏時間」).

というわけで,今年の場合は今日から夏時間が始まる.開始時刻は午前2時.午前2時になった瞬間に時計の針が1時間進み,午前3時になる.つまりニュージーランドでは,2005年10月2日の2時台の時刻は存在しないことになるわけだ.この空白の時間の存在,推理小説のトリックに使えないかな(すでにそういう作品があるかも).時計の針が自動的に進むわけはないので,腕時計や目覚まし時計を直す必要あり.PCは勝手に修正されるらしい.携帯電話には時計合わせの機能がないように見えるんだけど…(後日見たら,勝手に直っていた).

夏時間の期間中は,日本との時差は+4時間になる.そして,世界時との時差は+13時間,半日以上も先を進んでいるということだ.何となく不思議な気分.

Oct 01 144匹目の羊は天丼を作る

味噌

お友達のKmさんから,自家製のお味噌を送っていただいた.ありがとうございます.NZは食料品を含め生物(「なまもの」でもあり「せいぶつ」でもある)の持ち込みに関してかなり厳しく管理しているので,こういったものを送って届くかどうかは一種の賭けになるのだが,無事に税関を潜り抜けてきたようだ.

味噌汁に使うようなのではなくて,どちらかというと諸味のような感じ.にんじんスティックや細切りのきゅうりでいただいたのだが,一番のヒットは「揚げナス」.まさか,NZで揚げナスに味噌をつけて食べられるなんて思ってもみなかったよ.しかも自分の家で.

天丼

晩ご飯は自炊で天丼.具は,タマネギとかぼちゃ,ナス,そしてtarakihiという白身魚.

それほど広くはないキッチンで,Miさんと入れ代わり立ち代わり,野菜を切って揚げて米を炊いて,40分ほどで完成.思っていたより簡単で,味は大満足の一品.まさか,NZで白身魚の天丼を食べられるなんて思ってもみなかったよ.しかも自分の家で.