Dec 31 235匹目の羊はカジノに入る
カジノ初体験
Aucklandでは,新年の幕開けはSky Towerから打ち上げられる花火と共に始まる.NZで新年を迎えるのは,きっと最初で最後だろうから,その花火をぜひ見ておきたい.というわけで,大晦日の今日もまた,Cityへ出かける.クリスマスと違って,今夜のCityは大いに賑わっていた.
Sky Towerの入り口では,来客全員に首飾りのプレゼント.こういう風に,みんなでお祝いしようっていう雰囲気作りがステキだなあと思う.クリスマス前までの挨拶が``Merry Christmas''だったのと同じように,最近は買い物の後に``Thank you, Happy New Year!''と言われる.これもまた,とても嬉しい.
晩ご飯の後で,Sky Towerにあるカジノへ.もちろん人生初体験.ルーレットやブラックジャック,ルーレットなど,ただ見ているだけでもじゅうぶん面白かった.遊んでいる人々も,あまりギラギラした感じではなく,何となく緩く楽しんでいる感じ.年末だから,なのかも.僕たちはルーレットで$6だけ遊び,小金を擦って2005年を締めくくった.そんな締めでいいのか?
2005年を振り返って
NZへ来るということ,Miさんに出会うということ.2005年は,今年に限った話ではなく,(高々30年とはいえ)人生におけるトップ3に入るような大きなできごとが起こった一年でした.辛いことも少しはあったけど,山ほど楽しいことが起こった一年でした.
いろいろな形で僕を助け支えてくれた皆様に.日記を読んでくださっている皆様に.心から感謝します.今年もたくさんお世話になりました.みんなのおかげで,無事に2005年も過ごすことができました.本当にありがとう.来年以降も,どうぞよろしく.2006年も,一緒にたくさん笑いましょう.
Dec 30 234匹目の羊は見事に日焼けする
こんがり
昨日のクルージングで延々と直射日光を浴び続けたため,ものの見事に日焼けした.顔は浅黒く,腕は「手首から先が黒,腕の外側が赤黒,内側が白」という3色構造になっている.そして,腕が,痛痒い.以前の日記に書いたようにNZは紫外線が強いのだが,今回採った対策といえば,サングラスをかけただけ.自業自得である.
日本にいる時も,夏場はTシャツで自転車通勤だったので,それなりには日焼けしていた.がしかし,ここまでの日焼けとなると,水泳の授業があった中学生くらいまでさかのぼるのではないだろうか.大学時代も,年に1度くらいは海に遊びに行ったけど,こんなに焼けた記憶はないなあ.
さてこの日焼け跡,いつまで残るだろうか.キレイに元に戻ってくれるといいのだけど.
Dec 29 233匹目の羊はクルージングを楽しむ
Bay of Islands
旅3日目.Paihiaの港から船に乗り,半日かけてBay of Islandsの島々を巡るクルージングツアーへ出発する.昨日はNorthlandの西岸を陸から,そして今日は東岸を海の上で,それぞれ楽しむというわけで,随分と豪華な旅行だ.
波が穏やかで,酔う心配もない.カモメのヒナやペンギン,エイが泳いでいるようすなどを眺めながら,潮風と日差しを浴びて船は進む.この黒い岩は,火山活動によってできたものらしい.
この船は観光船であると同時に,島々に住む(というか,多分休暇を過ごしているだけだと思われる)人たちに生活品を届けるという役割も担っている.島に近づくたびに船を横付けし,錨を下ろすでもロープをかけるでもなく,揺れる不安定な船から直接,荷物を手渡しする.
途中,湾内で一番大きなお昼ご飯休憩を取り,その後クルージングのハイライトである`Hole in the Rock'へ向かう.大きな岩にぽっかりと穴が開いていて,そこを船でくぐり抜けるというアクティビティだ.数人乗りの小さな船ならまだしも,一応これは,100人くらいは乗ることができる船.幅ギリギリの岩穴を,操縦士さんの巧みな舵さばきにより,ゆっくりゆっくりとくぐり抜けた.「ただ通るだけ」とはいえ,それはそれで楽しいものである.それにしても,どうやってこんな地形ができたんだろう.
およそ6時間のクルージングを終え,再びPaihiaからAucklandまでバスで4時間.2泊3日(+予定外の1泊)旅行,無事に終了.自然と歴史を思う存分楽しめました.Fantastic!
Dec 28 232匹目の羊はNZ本土最北端に降り立つ
カウリの木
旅の2日目は,NZ本土最北端のReinga岬へ.今日の観光バスのドライバーはやたらとハイテンションで,自分の冗談に自分でうけて笑っていた.冗談が面白いかどうかは別として,ひとしきり笑った後で``Anyway, ...''(それはともかく)と言って話を続けるのが滑稽.
道中,カウリの森へ.カウリとは杉の一種で,世界中でもNZのこの地方だけでしか見ることができないらしい.ひじょうに太く高く育つ巨木で,写真の木は樹齢500年くらい(だったはず).濫伐によってかなり減ってしまったが,今ではこうやって保護され,伐採するにも許可がいるようになった.
Reinga岬
舗装路では時速100kmで前の車を煽りまくり,未舗装の道では砂煙を上げながら走り,飛ぶようにして,NZ本土最北端の地,Reinga岬へ到着(本当の最北端はさらに少し離れたところにあるらしいが,一般人が来られる場所としてはここということで).
Tasman海(西,写真の左)と太平洋(東,写真の右)がぶつかって,潮目ができている.雄大だなあ.海に向かって叫びたいような,そんな気分.
90マイルビーチ
お昼ご飯を食べて少し休憩し,Northlandの西岸を南下して帰るその途中,90マイルビーチをバスで走り抜ける.実際には90マイルもないらしいが,そこはご愛嬌ということで.波打ち際の砂浜を,水しぶきを上げながら走るのは,車内にいても気持ちいい(車窓から撮った動画,ドライバーのお兄さんの声付き).
このビーチには大きな砂丘もあり,そこでは砂丘滑りをして遊ぶことができる.ちゃんとバスにボディボードが積んであって,乗客はボードを手に砂丘を登り,一気にザザーッと.結構急な角度で,思ったよりもスピードが出る(動画でスピード感が伝わるかどうか).これまた気持ちいいんだけど,顔も服も砂だらけに.
こうして,往復約450kmの日帰りツアー終了.次は,NZ本土最南端を目指しますか.
Dec 27 231匹目の羊はNZの原点を訪れる
Paihia
NZ北島の北部一帯はNorthlandと呼ばれている.気候が良く,リゾート地として人気の高いエリアだ.2泊3日の年末旅行の初日は,Northlandの東岸,Bay of Islands地方の中心地,Paihiaへ移動した.観光バスのドライバーのお兄さんは,歴史を紹介し見所を案内しで,約4時間の運転の半分以上,話し続けていた.こういう仕事って,運転が好きなのか話すのが好きなのか,どっちなんだろうか.
Paihiaに観光名所と呼べるような見所はないが,海を見ているだけでもじゅうぶん観光に来た気分になることができる.観光地ではあるけれど,そもそもNZは人が多くないので,あまりゴミゴミしていない.泳いでいる人,焼いている人,サーフィンをしている人,パラセーリングやヨットで遊んでいる人,思い思いの過ごし方.
Waitangi
到着してすぐ,Paihiaから歩いて30分ほどの隣町,Waitangiへ向かう.1840年,マオリの部族の酋長たちがこの地に集まって協議し,NZがイギリスの植民地となるというWaitangi条約を認めてサインした場所だ.現在のNZの原点とも言える土地である.
条約記念館.1833年に建てられた公邸で,現存する最古の民家らしい.中には,条約に関するさまざまな資料や当時の暮らしを再現した部屋などがあった.NZの歴史が,少し分かったような気がする.
その後で訪れたビジターセンターには,条約へのサインのレプリカが飾られていた.マオリの酋長たちのサインがびっしりと書かれていて,圧巻.マオリと西洋人との関わりの歴史を紹介したビデオも,とても興味深かった.
満点の星々
深夜,寝る前に夜空を眺めようと,部屋の外へ出て空を見上げ,息をのんだ.
Aucklandとは比べ物にならないほどの,星,星,星.あまりの美しさに,言葉を失う.ここしばらく夜空を見上げていなかったから,余計にキレイに見えたのかもしれない.
Dec 26 230匹目の羊は思いがけず外泊する
Boxing Day
クリスマスの翌日はBoxing Dayで祝日.Wikipediaによれば,その由来については諸説あるらしい(と言ってごまかしておく).流し読みして面白かったところだけ書いておくと,「この日(以降),店はクリスマスに売れ残った商品を大幅に安くして売り出す.そのため,『Boxing Dayはバーゲンで欲しい物を掴み取るために戦わなければならない日』というジョークもある」.もちろん,スポーツのボクシングと掛けた冗談だが,Boxing Dayとスポーツのボクシングとは何の関係もない.
何だかよく分からないが,とにかく休みだ.もっともこの時期,人や店によっては,クリスマスから年明け10日ぐらいまでずっと夏休みということもある.クリスマス,Boxing Day,正月と休みが連続する年末年始は,日本で言うところのゴールデンウィークみたいなものなのだろう.
休日ダイヤの罠
明日から2泊3日で旅行に行くのだが,明朝は7時過ぎにCityで旅行バスに乗らなければいけない.路線バスの時刻表を調べていて,大変なことに気が付いた.「明日の朝って,7時にCityに着けるバスがないよ」.Boxing Dayの振り替え休日で,明日も休日ダイヤなのだ.しまったー!朝にタクシーを捕まえることも考えたが,上手く乗られなかったら手詰まり.仕方がないので,今夜1泊だけCityに泊まることにした.
Cityの中心にあるバックパッカーズの,バストイレ付きダブルルーム.今まで,ユースホステルやバックパッカーズではドミトリー(大人数部屋)にしか泊まったことがなかったので,なかなか新鮮な体験だ.僕はたいていどんなところでも寝られるので全然問題なかったが,Miさんはほとんど眠れなかったらしい.
夢の向こうで,「左へ曲がります」という,日本ではおなじみのあの音声.隣の道を曲がろうとしていたトラックのものだったんだろう.輸入した時からそのままなんだろうなあ.
Dec 25 229匹目の羊はゴーストタウンを歩く
Merry Christmas!
メリークリスマス!ということで,クリスマスっぽい写真を集めてみた(撮影日はバラバラ).
Cityの中心に現れた巨大サンタクロース.右手の人差し指だけ動く(11月16日の日記と同じもの).
プレゼントを届けるために,煙突(のような建物)をよじ登るサンタクロース(もちろん人形).何だかかわいい.
道端で売られているクリスマスツリー(12月4日の日記と同じもの).
Sky Towerのエントランスに飾られている,大きなクリスマスツリー.NZでは,クリスマスツリーのデコレーションに雪を表す綿がないような気がする.
「NZのクリスマスツリー」とも呼ばれているポフツカワの木.毎年クリスマスの頃に赤い花を咲かせる.葉っぱの緑も鮮やかで,まさに天然のクリスマスツリー.
Dec 24 228匹目の羊は4日連続の買い物に行く
サンタクロースは来ません
いよいよ明日はクリスマス.クリスマスといえばプレゼント.以前,Miさんの誕生日プレゼントを選ぶ時にも書いたことだが,僕のセンスでプレゼントを選ぶと変なものになりかねないので,本人に選んでもらう.気に入ったものがなかなか見つからず,4日連続で買い物に.
4日間,City, New Market, St. Lukes Shopping Centreとバスで移動し,最後の最後で,ようやく,気に入ったバッグが見つかった.よかったよかった.
時候の挨拶
この時期,お店で支払いをすると,``Thank you.''に続けて``Merry Christmas!''と言われる.「ありがとうございました,よいクリスマスを」というところか.日本では考えられない文化だなあ.
ついついつられて,僕もMerry Christmas返し.みんなでクリスマスを祝おうという優しい気持ちになることができて,とても幸せ.
Dec 23 227匹目の羊はボウリングで遊ぶ
行き先はボールに訊いてください
買い物に出かけたNew Marketで,ボウリング場を見つけた.最近運動していないから,というわけでもないが,Miさんと対戦することにした.
僕のボウリングといえば,知る人ぞ知る「パワーボウリング」.軽めのボール(8ポンド)を使って,頭の上までボールを振りかぶり,前を見ないで投げ出すというスタイル.「何でそれでボールが真っ直ぐに転がってストライクが取れるのか分からん」と言う人もいる.「1投目がすべて,2投目はないと思え」というスタイルなので,スペアは狙って取れるものではなく(まったく取れないわけでもないが),スコアがまったく安定しない.
2ゲームやって,108と97,久しぶりだし,まあこんなものでしょ.対戦成績は1勝1敗で引き分け.「納得がいかない」と繰り返すMiさんは,さらに一人で2ゲーム追加していた.元気だなあ.
ところで,NZの人って,他人のボールを勝手に使ったり,左右並んで同時に投げたり(右が優先),マナーを知らないのかも.どこにも掲示もなかったところを見ると,マナーが決まっているのは,そもそも日本だけかも.
Dec 22 226匹目の羊はバイトを卒業する
summer solstice(夏至)
あんまり夏って感じはしないのだけど,日本の夏至の頃だって,梅雨の真っ只中で夏って感じでもないか.
ちなみに今日の日没(Auckland)は20時42分(夏時間だけど).もっとも遅くなるのは,来年1月5日ごろで20時45分.
しゅーりょー
6月2日に始めた居酒屋のバイトも,今日が最終日.途中,眼鏡を壊して1か月ほど休んだが,大体週に4回のペースで働いてきたので,結構な労働だった.お世話になった人たちもどんどんと辞めていき,フロア担当のスタッフとしては,一番長く働いている部類になってしまった.
最終日は2階の担当.最後の日に忙しいと辛いなあと思っていたが,わりとのんびりと,気楽にお勤め終了.今日は休みのSさんが,わざわざ会いに来てくれて,とても嬉しかった.「Good byeじゃないよ,See you later!」
まかないも,いつもより少しだけ豪華な感じ.さらには,隣のレストランに注文したデザート付き.そうやって,ささやかにお別れパーティーをしてもらい,その日に働いていた一人一人と話をして握手をして,さようなら.
接客(対人)のアルバイトなんて向いてない,英語もよく分からない,けど,その両方をレベルアップさせようと思って始めたこの居酒屋のバイト.きっと少しは,両方とも改善(上達)できたと思う.皆様,本当に,ありがとうございました.いつかまた,Aucklandに戻ってきたら,また働きます,じゃなくて食べに行きます.
Dec 21 225匹目の羊はハカを見学する
ガーガー
Auckland博物館に行く途中の公園で見かけたアヒルたち.ヒナがかわいい.
ハカ
そのAuckland博物館へ行った目的は,マオリのパフォーマンスショーを見ることだ.歌,棒を使った遊戯,「ポイダンス」という踊り,武器の取り扱いのデモンストレーション,そして最後に「ハカ」を見学する.
「ハカ」とは,マオリの伝統的な踊りの総称である.特に有名なのが,ラグビーNZ代表チームのALL BLACKSが試合前に踊る「カマテ」というハカで,今回見学したのもそれだった.ラグビーの試合をテレビで観戦する際,カマテのハカを見るたびに心が震えるほど感動するのだが,生で見るハカもやはり,身体の芯からしびれるような感覚を味わわせてくれた.単純に「格好いい」というのとは違う,一種の異次元的な体験だ.
博物館では,他にも自然科学やNZの歴史,戦争の追悼などの展示が行われており,全然飽きない.実に充実した1日だった.
Dec 20 224匹目の羊はトレーナーのことを思う
10年もの
「1日の中に四季がある」と言われることもあるこの国では,夏でも夜になるとトレーナーを着ることがある.今回の旅に持ってきたトレーナーのうち1着は,10年前から着ているものだ.
10年前,大学で天文同好会に所属していた頃の話.秋の学園祭では,毎年オリジナルのトレーナーを作ってみんなで着る.その年のトレーナーをデザインしたのは,同じ回生のMk2.デザインやレタリングの才能がある(と僕は思っている)彼の手による作品は,本当に僕のお気に入り.10年経ってもまだ着られるということは,きっと素材もいいのだろう(素材の良し悪しは彼とは関係ないけれども).
9年前にNZを旅行した時にも持ってきたトレーナー.つまり,トレーナーにとっても,2度目のNZ旅行ということである.次の旅行が何年後になるかは分からないけど,その時にも,きっと着てこようと思う.
Dec 19 223匹目の羊は保険金を受け取る
一種の臨時収入
9月に眼鏡を壊してしまった件で,先日ようやく,旅行保険会社に連絡した.
今日,結果が郵送で戻ってきた.$350分の小切手と共に.小切手でさえ普通郵便で送られてくるNZのシステムはちょっと怖いが,ともかくきちんと手元に届く.
眼鏡の代金にはまったく届かないものの,それでも$350戻ってきたのはひじょうに大きい.ありがたやありがたや.
Dec 18 222匹目の羊は妹たちを見送る
お疲れさまでした
妹2人の旅行も最終日,もう今日は,帰国するだけだ.Miさんと一緒に,Auckland空港まで見送りに行った.誰かを空港に見送りに行くなんて人生初のできごと.定刻より少し遅れて,飛行機は無事に離陸(そして,日本の悪天候のせいで,さらに遅れて着陸したらしい).
長い時間と高いお金をかけてNZまで遊びに来てくれて,本当にありがとう.もしもまた,この国に来ることがあったら,今度はもっとゆっくりと観光して回ろな.南十字星も見よな.できたら,家族みんなで来よな.
そして,まる3日間ずっと,妹と一緒に旅をしたり買い物に付き合ってくれたりしたMiさんも,本当にありがとう.もしも家族みんなでこの国にまた来ることがあったら,その時には,必ず一緒に来ましょう.
Dec 17 221匹目の羊はSky Towerに上る
臨時プラネタリウム解説員
妹2人のAuckland観光3日目(初日は別行動,昨日のはAucklandじゃないかも).父への土産を探すためにうろうろしたり,バイト先の居酒屋で晩ご飯を食べたりした後で,Stardome天文台へ.居酒屋といい天文台といい,僕のホームグラウンドばかり連れ回しているような気がしないでもない.まあしかし,兄はこういうところで生活しているんだというのを知ってもらうには,一番いい選択かもしれない.
妹の旅行中,残念ながらあまり天候には恵まれず,星を見る機会もなかったらしい.せめて,プラネタリウムででも,南十字星を見て帰ってほしい.というわけでプラネタリウム番組を見学.英語の解説を適当に通訳して伝える.難しいことはさておいて,南十字星がどれかくらいは,分かったかな.
おのぼりさん
Cityに戻って,Sky Towerへ上る.いつか上ろうとは思っていたが,妹たちと夜景を見ることになろうとは.
展望台部分の高さは186m(東京タワーの大展望台は150m),床の一部が強化ガラスになっており,真っ直ぐに下を見下ろすことができる.ガラスのそばには,「このガラス(厚さ34mm)は,あなたが今立っているコンクリートと同じ強度があります」とのお知らせ.高いところが好きな僕は,きっとこういうところに立っても平気だと思っていたのだが,実際に立ってみると,やっぱり怖くて少し足が震えてしまうのであった.うーん,弱くなったなあ.
Dec 16 220匹目の羊は仲間の毛刈りを見る
glowworm
日帰りバスツアーの日.5時に起き,Cityへ出て妹2人と合流.4人で3時間ほどバスに揺られ,最初の目的地Waitomoへ到着する.Waitomoには,glowworm(ツチボタル)が生息している洞窟(Waitomo洞窟)があるのだが,一番有名な洞窟は14日に火事に遭って閉鎖中(洞窟そのものが燃えたわけではない)だった.あまりのタイミングの悪さを嘆いていたが,代わりに,最近オープンしたばかりという近くのRuakuri洞窟へ連れていってもらえる.かえってラッキー?
階段を下り,マオリの清め水で手を洗って,さらに奥へ.鍾乳石は,何と言うか,エグい.青く光るglowwormも,ちゃんと見ることができた(撮影禁止なので写真はナシ).幻想的でキレイ.
毛刈り
さらにバスに乗って約2時間,続いて訪れたのは,Agrodomeという牧場(と屋外アミューズメント施設).
牧場では羊に餌をやることができる.飼料を手に取るだけで,羊たちが我先にと争うように餌を食べにくる.手に当たる羊の口が,もふもふしていて気持ちいいのだ,もふもふ.牧場には,羊のほかにエミューや鹿,アルパカなども飼われていた.かわいい.
ここでは,毛刈りショーも見学することができる.羊1頭の毛を刈っても,その作業料は$1ちょっとにしかならないそうだ.なので,稼ぐためにはたくさんの羊の毛を刈らなければいけないらしい.
さっぱりしたと思っているのか,悲しんでいるのか,とにかく,終了.お兄さんは,いろいろと話をしながら,それでも2分ほどで仕上げてしまった.世界記録は,1日で800頭くらいだったかな?細かい数字は忘れたが,とにかく神業の世界だ.
間欠泉
Raibow Springsという自然公園でニジマスやキウイを見学(懐っこいアヒルが忘れられない)した後,最終観光地のTe Puiaに到着.マオリの伝統工芸やその学校を見学できたり,マオリの集落を再現した広場を散歩したりできる.マオリの家は,冬は一段低くなっていて,地熱の暖かさを利用していたんだそうな.
このあたり(Rotorua)は大地熱地帯で,温泉や間欠泉が多くある.その中でも有名なものの1つであるPohutu間欠泉は,最大で30mも吹き上げることがある大規模なものだ.活動のレベルは日によってさまざまらしいが,訪れた時にはちょうど吹き上げているところが見られた.硫黄の匂いも感じられて,気分だけ温泉を満喫.
再び3時間バスに揺られて,8時過ぎにCityに戻ってくる.たくさんの自然や羊に触れた1日となりました.ああ楽しかった.
Dec 15 219匹目の羊は妹たちと再会する
余計な荷物が多すぎる
先日から,妹2人がNZに遊びに来ている.連日のように長距離バスに揺られながら,ChristchurchやQueenstownを巡り,今日の午後にAuckland入り.何がかわいそうって,僕に渡す荷物(本や食料など)を日本からずっと持ち歩いてきたこと.「普段はトランクを開けるわけじゃないから」とは言うものの,余計な荷物が増えているのは確かなわけで.
宿泊先のホテルで再会したが,長旅の疲れも見せず,わりと元気そうだった.いいホテルに泊まっていい食事をしているからかな.
明日は4人で日帰りツアー.妹たちが来なかったら,もしかしたら訪れなかったかもしれない場所だ.妹たちに感謝である.
Dec 14 218匹目の羊は新天地行きを決意する
Lake Tekapo
NZの南島,ChristchurchとQueenstownの中間あたりに,Lake Tekapoという湖と小さな町がある.湖が美しいこともあって観光客には人気の町だが,ガイドブックによれば,人口はわずかに300人あまり,「ド田舎」だ.かくも田舎なので,光害が少なく夜空が暗い.さらに晴天率が高いこともあり,アマチュア天文家には一種の聖地のようになっている.湖畔の山の上には世界最南端の天文台,Mt. John天文台があり,天文学者にとっても一種の聖地のような場所である.
そのTekapoでは,日本人の方が主催されている星空ツアーがある.夏の間,数週間でいいのでボランティアとしてそのツアーをお手伝いしてみたい.NZに来る前から思っていたのだが,この時期になってようやく連絡してみた.「大学時代は同好会にいて,大学院で研究もして,仕事も天文関係で,NZでもボランティアをして,だからきっとお役に立てると思います」と.
何度かメールを交換しているうちに,「ちょうどスタッフに空きがでるところなので,よかったらもっと長期で働きませんか」とお誘いをいただいた.予想外の展開に,大喜びしながらも少し戸惑う.Aucklandでの暮らし,Tekapoの田舎さ,Miさんのこと,いろいろなことを考えて,出した結論は「やっぱり僕は星空が好き」.
新天地行きは来月10日ごろ.住むところもまだ決まっていないけど,車も(免許も)ないけど,Aucklandほど便利な生活はできないだろうけど,NZに来て一番やりたかったことが,実現しそうだ.Miさんが生活に飽きないかどうかだけが,ちょっと心配.
Dec 13 217匹目の羊は大型車両にワクワクする
大迫力
バイトの帰り道,自転車をこいでいると,「WIDELOAD FOLLOWS」の警告を表示しながら走っていく車に追い越された.もしやこれは,大型車両が後ろに?
NZでは,道幅一杯になるような大型車両(トラックや普通のトレーラーよりも大きいもの)が走行する場合,その前後に「大型車両が通行しますよ」ということを知らせるための車両が走る.対向車線の車は,一時停止するとか横道にそれるとかできるし,後続車両も道を変更する(とか諦めてついていく)ことができるわけだ.
さて,この状態で車道を走っていると危ないので,歩道に移って徐行していると,やがて後ろから「OVERSIZE」の表示を付けた親分が登場.2.5~3車線を占有して走る大型車両で運ばれてきたのは,家のような小屋のような,高さ3mくらいの建物だった.現場で組み立てるのではなくて,どこかにあったものをそのまま運んでいるのだろう.やり方が大雑把というかダイナミックというか,これもNZらしさなのだろうか.
こういう大型車両や工事現場の特殊車両を見てワクワクするのは,子供の頃の気持ちとまったく同じだ.なぜか格好良く見え,じっと眺めていても全然飽きない.少し先で(休憩のために?)停車した大型車両を,しげしげと見つめてから,また自転車をこいで帰った.
Dec 12 216匹目の羊は下らない詐欺に引っかかる
初歩的な手口
インターネット掲示板(NZにいる日本人向けサイト)に「PC入力アシスタントの求人」が出ていた.「日本なら伝票入力なんかあるけど,NZでもこういう仕事があるんだねえ」などとMiさんと話しながら,とりあえず応募してみることに.
さっそく戻ってきた返事には,こう書かれていた.「残念ながらすでに募集人員に達してしまったのですが,代わりにサイトを宣伝していただく仕事ならご紹介できます」.要するに,最初からPC入力アシスタントの仕事なんてものはなく,この宣伝の仕事を紹介したかっただけなのだ.詳しくは書けないが,成功報酬が紹介者に入る仕組みになっており,反社会的ではないにしても一種のネズミ講のようなものである.
こんな初歩的な詐欺に引っかかるなんて…情けないったらありゃしない.もちろん,無視しました.
Caldwell Catalog
Auckland天文同好会,2005年12月の月例会は,「Caldwell Catalog」について.メシエカタログやNGCカタログなどと同様,星雲・星団・銀河を集めたカタログの紹介である.
アマチュア天文家にとって,星雲・星団のリストとしてもっとも有名なものはメシエカタログだろう.このカタログには,双眼鏡や小口径の望遠鏡で見て楽しめる天体が多く含まれている.しかし,とても有名な天体(ペルセウス座の二重星団など)が外れていたり,南のほうの天体(ケンタウルス座のω星団など)がすっかり抜けていたりと,少し不便な点も多い.そこで,メシエカタログに含まれていない天体を109個(オリジナルのメシエカタログの天体数と同じ数)選び,これを北から南に向かって順番に番号付けしてできたのがカルドウェルカタログ(Caldwell Catalog)だ.上記の二重星団(C14,CはCaldwellの意味)やω星団(C80)はもちろん,ばら星雲(C49)やηカリーナ星雲(C92)なども含まれている.全リストは,たとえば「カルドウエル天体カタログ」のページなどをどうぞ(そのうち,このサイト内にも作るかも).
編集者のPatric Caldwell Moore氏は月の観測でひじょうに有名な方で,かつたいへんユニークな方でもあるらしい.イギリスBBC放送の「The Sky at Night」という番組の司会を50年近くも務めているなど,天文学の普及にも大きく貢献している人だ.過去の放送から1つを見せてもらったのだが,なるほど,面白い番組である.
また新しいことを発見できて,今年最後の月例会も大満足.これから10年くらいかけて,メシエ天体とカルドウェル天体を制覇してみますか.まずは,NZにいる間に,南のほうの天体を.
Dec 11 215匹目の羊はクリケットに興味を持つ
競技人口世界2位
日曜日恒例のカフェの帰り道,近くのグラウンドでクリケットをやっていた.ちょうど最近,今年のクリケットシーズンがスタートしたらしく,新聞にも試合結果が載っている.
しばらく見ていたが,ルールがさっぱり分からない.日本クリケット協会のサイトを少し見て,勉強してみた.
クリケットはイギリス発祥で,野球の原型になったと言われているスポーツ.世界での競技人口はサッカーに次いで多いらしい(球技に限れば,かもしれない).もっとも,盛んな国というのは,旧英国連邦の国々に限られているようだ.ニュージーランドの世界ランキングは7位(2005年11月時点)らしい.1試合やるのに4, 5日かかるとか,試合中にお茶の時間があるとか,のんびりしているというよりも「スポーツじゃないだろ」とツッコミたくなる.
そして,協会のサイトを見ても,得点の数え方が依然として分からない.もっと時間がある時に,何か飲みながら,木陰でじっくり観戦してみたい.
惜しい!
今日一日,カフェとスーパー3店で使ったお金の合計:$99.99.
Dec 10 214匹目の羊は英単語を思い出す
郵便局
NZの郵便局(post shop)は,郵便用品だけでなく文房具や日用雑貨,雑誌なども扱っており,簡易コンビニのような役割を担っている.それは知っていたが,チケットの取り扱いまでやっているとは知らなかった.もっとも,写真は「売りませんよ」の掲示だけど.それにしても,U2がNZでコンサートをやるのか…どのくらいの観客がいるんだろう.
Weboggle
先日天文台へ行った際,スタッフの方々が受付のPCで遊んでいたゲーム,`Weboggle'のご紹介.辞書によれば,`boggle'というのは英単語を作るゲームのことらしい.そのWeb版だからWeboggleなんだろう.
Weboggleは,4×4または5×5のボードにアルファベットがランダムに表示され,縦横斜めに(スペルどおりの順番で)繋いで単語を作る(見つける)ゲームだ.スペルが長いほど得点が高くなる.動詞の活用形や単語の複数形もO.K.だが,固有名詞や略称などはN.G..また,オンライン版の特徴として,ネットを通じ世界中のプレイヤーと同じボードで一斉に競争できたり,他のプレイヤーが見つけた/誰も見つけられなかった単語を終了後に表示できたりする.
5×5で遊んで,今までの最高点は32点.使いやすいアルファベットが多いボードだと,トップの人は100点を超えることもある.パズル的要素も大きいが,一番大切なのは,もちろん語彙の多さ.50点を目標に,しばらく頑張ってみよう.
Dec 09 213匹目の羊はラジオを聞く
湿度コントロールシステム
朝から家の工事.壁の下のほうに穴を開け,直径1cm,長さ10cmくらいの黒いチューブを埋め込んでいく.僕たちが暮らしている部屋にも5本くらい.一体何だろう?
工事をしていたお兄さんに訊いてみると,これは部屋の湿度をコントロールする(?)仕掛けらしい.詳しいことは分からないが,部屋の湿度を計って,家のどこかで集中管理,調整でもするのだろうか.「ここ数年,NZでもメジャーになってきて,だからこういうビジネスを始めたんだ」とのこと.
オーナーの夫君は建築関係のお仕事をしているようなので,自分の家にもいろいろな設備を取り付けているのかもしれない.さて,その効果のほどや如何に.
Astronomy on Radio
`Radio Astronomy'は「電波天文学」だが,そうではなくて`Astronomy on Radio',「ラジオで天文学」.
毎週金曜日の夜中,`Newstalk ZB'というラジオ局で`Astronomy Hour'という番組が放送されている.リスナーから電話で質問を受け付け,番組に出演してもらって答えるという内容のようだ.そういうのがあるのは何となく知っていたのだが,今まで聞いたことは1度もなかった.最近Miさんがよくラジオを聞いているので,たまたま今夜,耳にすることができたというわけである.
ちょっと聞いてみた感じでは,「単語や簡単な文なら理解できて,そこから話の内容を推測することができるので,何を質問しどう答えているのか大雑把には分かる」といった程度か.予測できないことや僕が知らないことだと,まったく分からないというレベル.リスニングの勉強にもなりそうだし,覚えていたら毎週聞こう.
Dec 08 212匹目の羊はレミングスを見つける
放浪の旅の果て
先月22日に実家から送ってもらった荷物が,ようやく届いた.7月に送ってもらった時には5日で着いたのに,今回は2週間以上もかかっている.一体どこで何をしていたのだ?
荷物に入っていたthe pillowsのファンクラブ会報が9月分で終わっている.しまった,継続の手続きをすっかり忘れていたぞ.12月5日締め切りのキャンペーンの応募も,もちろんできない.荷物を送ってもらう前に頼むんだった.
Lemmings
レミングというのはネズミの一種.時に大量発生すると,増えすぎによる絶滅を防ぎ種を存続させるために海や谷に飛び込んで集団自殺すると言われている動物だ.調べてみると,どうやらそれは正しくない(自殺しているわけではない)らしい.
そのレミングの性質をモチーフにして,「レミングを救おう!」というコンセプトで作られた(んだと思う)ゲームが「レミングス」.穴を掘ったりパラシュートをつけて飛び降りたりさせながら,スタートからゴールまで導くというゲームだ.水に落ちたり罠に嵌まったり炎に焼かれたりして死ぬ時の効果音が,結構えげつない.「自爆する」というコマンドもあって(しかも死ぬ時には手を振る),なかなかシュール.
10年ほど前に必死になって遊んだこのゲームが,`Lemmings'というサイトで遊べる.FlashやJavaではなく,DHTML(JavaScriptなどを使ったDynamic HTMLのこと)で動いているというのがすごい.あなたも今日から一緒に,レミング救出に励みましょう(パスワード一覧はこちら).
Dec 07 211匹目の羊は白い鼻毛を抜く
次はどうなる
鏡を見ていて,鼻の奥に白い毛を発見した.「まさか?」と思って抜いてみると,そのまさか,白い鼻毛だった.違ってたら何だという話だが.
先日は,鼻毛が枝毛になっていた.枝毛,白い毛ときたら,あとはもう,禿げる(すっかり抜ける)くらいしか残ってないなあ.そんな日は来るのだろうか.
Webに文章を書くということ
Webで文章を書く以上,誰かがそれにリンクするのも,リンク先でどうコメントするのも,自由だろう.自由ではあるが,勘違いや思い込みで一方的に傷つけられるようなことを書かれると,やっぱりそれは,悲しい.
NZはこんな国なんですって紹介してるだけじゃないですか.誰も日本が最先端で正しいなんて言ってないでしょう(もちろん信じてもいない).知ったかぶりかもしれないけど,海外にいるんだから海外のことを書くのは自然でしょう.
赤い三連星
よく晴れた水曜の夜,ボランティア.ラグビーでもやっていそうな大柄な男性がアイピースを怖々と覗き込み,月を見て,``Mmm... beautiful!'',その体格としぐさのアンバランスさが面白かった.すばる(プレアデス星団,Matariki)は,英語では`seven sisters'(7人姉妹)とも呼ばれているのだが,小学生くらいの男の子が双眼鏡で眺めて一言:``Looks like a hundred sisters!''
この時期,夜空では「おうし座のアルデバラン」「オリオン座のベテルギウス」という赤い1等星が光っている.今年はそれに火星が加わり,おおよそ一直線上に並んでいる.連星と呼ぶには少し間隔が開きすぎているが,「赤くて明るい天体」がきれいに並んでいるようすは,何となく楽しい.写真で紹介しようと撮影してみたが,1枚に収まらなかったので,代わりに星図で.
Dec 06 210匹目の羊は子供と仲良くなろうとする
人見知り
現在住んでいるフラットのオーナーは3人家族.夫婦と,5歳(と聞いた)の男の子だ.夫人とは時々話をすることがあり,夫君ともたまに機会があるが,子供と話したことは1度もない.人見知りなのか,ちょっと顔を見かけただけで,飛ぶように逃げていくのである.それはそれで可愛いのだが,怖がられているんじゃなかろうかと不安にもなる.
そんな彼だが,郵便物を部屋の前まで届けてくれる.先日,部屋の外にいた時には,何も言わずに手渡ししてくれ,``Thank you!''の声も聞かずに走って行ってしまった.今日は今日で,夫人(つまり母親)に「僕が(部屋の前まで)お手紙を持って来たんだよ!」と誇らしげに話していた.可愛い.
もう少ししたら,話ができるようになる,かもしれない.まずは名前を訊くところから.
Dec 05 209匹目の羊はPCをセットアップする
お片付け
先日書いたように,HDの残量がかなり少なくなっている.この機会に,少しHDの中身を整理してみた.
整理といっても,普段使っているソフトをアンインストールするとかデータを消すとかではなく,PCの起動を早くするソフトを入れてみたり,ソフトの更新チェックをしてみたり,どちらかというと「残量をさらに減らす」方向の作業.「部屋の片づけをしていたはずが,余計に散らかった」状況と似ているかも.それでも,なぜか100MBほど残量が増えた.デフラグのおかげ?
根本的には,やっぱり新しいPCを買わないとダメだろう.本当は出発前に買って持ってくる予定だったんだけど,発売当日に注文が殺到して,納期が間に合わなかったのだ.帰国した頃にニューモデルが出ないかな.
Dec 04 208匹目の羊はクリスマスツリーを見かける
展示即売会
カフェに行く途中,道端でクリスマスツリーを売っているのを見かけた.THE CHRISTMAS TREE COMPANYという会社がやっているらしい.写真右端にある椅子に座ってお客さんを待っているのだが,暑いだろうなあ.
夏のクリスマスまで,あと3週間.
Dec 03 207匹目の羊は暇な土曜日を過ごす
napping
バイトがある日はいつも,夕方に15分だけ寝るようにしている.たった15分でも,身体を横にしているだけで,その先5時間の立ち仕事が随分と楽になる.15分だから,寝起きが悪いなんてこともない.
「15分だけ休憩」っていうの,日本に帰ってからも会社で仕事中にできないかな.できないだろな.
閑古鳥は鳴かないが
何度か書いてきたように,バイト先は金曜土曜が一番忙しい.その忙しいはずの今夜,土曜日,店は恐ろしいほど暇だった.暇といっても,もちろんある程度の来客はあったが,普段の平日よりも少ないくらい.長く働いていらっしゃるシェフも,「こんなに暇な土曜日は記憶にない」とのこと.あまりに暇だったので,仕事中に細い月を見て和んでいた.
ただ来客が少なかっただけでなく,大人数の団体にドタキャンを食らわされたため,結構大量に余りが発生するはめに.おかげで,お土産に巻き寿司(サーモン&アボカド巻き)を2本も持って帰ることができた.
働く立場からすると楽でいいけど,儲けがないと店はやっていけないわけで.僕には嬉しい,店には悲しい,12月最初の土曜日.
Dec 02 206匹目の羊は為替レートを考える
NZドル高騰中
ここしばらく,NZドルがどんどんと上昇している.NZに来る前に両替した時には1ドルが78円くらいだったのだが,今ではもう90円に届こうとしている(日記を書いている5日には,90円を超えた).つまり,両替した当時の$12000がそのまま残っているとすれば,何もしなくても14万円くらい手持ちが増えたということになるわけだ.
普段はクレジットカードで買い物しているので,現在は不利なレートのまま日本円が減っているという状況である.これだったらNZドルを使ったほうがいいかな,と思うこともあるが,カードならポイントがつくし,この先さらにドル高が進むならドルを残しておいたほういいだろうとも思うし,結局はカード(すなわち日本円)を使い続けている.
帰国する頃にはどうなっているだろう.1ドルが68円くらいになって泣きを見るようなことにさえならなければ,まあ得をしなくてもいいか,と気楽に思っている.外貨取り引きの真似事なんて,難しいし危ういし,僕にはムリだ.
Dec 01 205匹目の羊は日記の改良に成功する
30日分まで一覧可能
先日から着手していた,トップページの記事数を変更できるようにするという日記の修正が完了した.cookieやJavaScript部分は大して難しくはなくて,そのインターフェースの配置や色をどうするかというほうが難しかったような.何か意見があったら,ぜひお知らせくださいな.
あ,もちろん,これを使ってみた感想も.「そもそも使いません」という意見も,アリかな….